【障害者雇用】変形労働時間制とは?どんな働き方?
2022/03/29

求人票を見ていると、就労時間のところに『変形労働時間制』という言葉を見たことはありませんか?
これは働き方の1例で、他の勤務とは少し違った働き方になります。
ここでは、
変形労働時間制とはなにかについて解説していきます。
変形労働時間制とは
変形労働時間制とは、1ヶ月、1年単位で就労時間をトータルで考え、それにあわせて日々の労働時間を決めるものです。
とくに繁忙期や閑散期がある企業では使われています。
月に176時間働くとして(週5日8時間労働)これをその日の忙しさなどで勤務時間が変わるのです。
たとえば、普通は9時から18時と決められていたら18時以降の仕事は時間外勤務になり、時間外手当がでますが、変形労働時間制では18時以降の時間も勤務時間と考える傾向があります。
本来であれば残業手当も出るはずなのですが、私が勤めていたところは他の日で調整するような働き方でした。
たとえば、忙しい時には8時から19時まで働いて、閑散期は8時から15時までにするといったように、勤務時間を調整して働くことになります。なので、時間外手当は出ないことが多いですし、忙しいときは12時間働くこともあります。
筆者も変形労働時間制で働いていた時、8時から17:30までと聞いていたのに、その時間に終わることなく、毎日19時まで働いていました。
しかし、週40時間月176時間は守らないといけないので、前日にいきなり明日は午後から出てきてと言われたり、明日は休んでと言われたこともありました。
これはしっかり管理ができていないためにこうなったのかもしれませんが、長時間労働が続くと疲労が溜まって大変でした。
変形労働時間制を取っている会社の面接に行く時には、どのような管理で変形労働時間制をとっているのかを確認した方がいいかもしれません。
閑散期、繁忙期がわかっていて、しっかりそこは時間管理がされているところなら問題ないと思いますが、私の事例はきついのであまりお勧めできません。残業代を出さないために従業員をめちゃくちゃに管理していたので、体を壊してしまったため辞める選択をしました。
また、体調を崩して休んだのも休みとはせず、働かなかった時間分他の日に働くことになりました。
長時間労働が続いて、みんな疲弊していました。
そういった思いをしないように、皆さんはしっかり確認してから就職しましょう。
本来は変形労働時間制だからと言って、勝手に就業時間を都合よく変えていいわけではありません。そのことを理解していない会社に勤務していた私ですが、皆さんはきちんと面接で確認しましょう。
まとめ
今回は、変形労働時間制について解説しました。
ちゃんと変形労働時間制について理解している会社で働かないと、筆者みたいに体を壊します。
面接の時にどのように変形労働時間制をしているのかを確認するようにしましょう。