【障害者雇用】障害者雇用をされる際の希望する条件や本音について徹底解説!

2022/03/08

【障害者雇用】障害者雇用をされる際の希望する条件や本音について徹底解説!

障害者雇用で働くことに対して、不安を抱えている方も多いでしょう。

「いじめがあるんじゃないか」

「障害を理解してもらえないんじゃないか」

など、不安は多いです。

厚生労働省が行なっている「障害者雇用実態検査」という統計の「働く障害者への将来に対する不安について」では、身体障害者70%、精神障害者81.9%、知的障害47%とみなさん不安を抱えて働いているという実態がわかりました。

障害がある方に取って、安心して働ける会社と雇用条件について解説していきます。

この記事では

  • 障害者が感じている「将来的な不安」
  • 障害者が望む会社への「改善点や要望」
  • 働く障害者が魅力的だと感じる雇用条件
  • 障害者枠で正社員・昇給・福利厚生が揃った採用情報

について解説していきます。

障害者が感じている「将来的な不安」

障害を持って就職するのは誰しも不安があるでしょう。

特に「将来的な不安」は多いです。

身体障害の方は、長く働くことができるのか不安ですし、老後の生活が維持できるような働き方ができるかどうかも不安です。

精神疾患のある方は、特に今は症状が落ち着いていてもいつ悪くなるか分からないので、長く働けるか不安は強いでしょう。

知的障害の方は親が亡くなった後、どのように生きていけばいいのか悩んでいます。また、今の仕事を続けて行けるかどうか分からないという方も多いです。

身体障害、精神障害、知的障害の方にそろっていえるのが、「長く働けるのかどうか」と言ったことです。

実際、障害者雇用の1年間の定着率は、精神障害では半分にも満たない状態です。

障害者が望む会社への「改善点や要望」

障害者の多くの方は「長く働くことができるかどうか」について不安を抱いています。

せっかく就職が決まったのに、すぐやめるようなことになってしまっては、ご自身もとても辛いですし、企業としても人が足りなくなって困ることになります。

長く働くということは会社側、障害者側、両方にとってとても大切なことなのです。

そのためには、どんな配慮や改善点が必要なのでしょうか。

障害者が望む会社への「改善点や要望」

障害を持つ多くの方が、「長く働き続けることができるのか」と不安を感じています。

それは、逆に「長く働き続けたい」という気持ちがあるということです。

その不安を解消するためには何を改善して貰えばいいのでしょうか。

厚生労働省の「平成25年障害者雇用実態結果」によると、

企業が障害者雇用を採用するにあたり、課題と考えていることは

【出典】厚生労働省「平成25年度障害者雇用実態調査結果」

このように、障害者雇用を受け入れる側としても、障害を理解することができるかや、会社内に適当な仕事があるか、職場での安全面や、配慮が十分にできるかを悩みとしてあげています。

これをもとに考えると、障害を持つ方が障害者雇用で働く場合、しっかり自分の障害特性を企業に伝えて、理解してもらうことが重要だということになります。

しっかり理解してもらうことで、働きやすさに繋がり、長く働くことができるということです。

職場で障害者雇用として働いている方が職場に求めていることは、

【出典】厚生労働省「平成25年度障害者雇用実態調査結果」

これからわかるのは、今の仕事を長く続けることを要望としてあげている方が大きく、次に求めていることは「職場で困った時に相談できる人が欲しい」ということが上がっています。

これは、障害について十分理解して頂かなければ相談しにくいですし、答えも見当違いになってしまうことがあります。

やはり、しっかり面接の時に障害特性と、必要な配慮を伝えるべきなのです。

困った時に相談に乗ってくれる人がいるなど、条件が整えば長く働くことができるということになります。

また、能力に応じた評価、昇進、昇格を求めている方も多いです。

これは働いていれば当然希望する事柄ですが、障害者雇用ではなかなか難しい現状があります。

働く障害者が魅力的だと感じる雇用条件

ここまでの調査結果を踏まえて、「障害者雇用で働く人にとって魅力的な職場」がどんな職場か考えていきましょう。

働いている障害者が不安に思っていることが、

  • 長く働きたい
  • 仕事内容に応じで評価や昇進などをして欲しい
  • 障害に配慮してほしい
  • 相談できる人がほしい

となっています。

つまり、障害者にとって働きやすい環境とは、「障害を理解してくれて、長く働くための職場環境と、仕事に応じた評価制度のある会社」となります。

これは、健常者に対しても言えることで、最低限求めていることです。

今回資料として使用した平成25年障害者雇用実態調査によると、障害者にとって最低限の雇用条件が障害者雇用をしている企業は水準に達していないことがわかります。

社会保険や有給休暇などの福利厚生、業務実績による昇給制度など、健常者によって当たり前の制度すら障害者には整っていないのです。

働く障害者が魅力的だと感じる雇用条件は、業績に応じて昇給や昇格ができて、相談相手もいて、障害に関して理解もあり、福利厚生も使用できる職場となりますが、ここまで揃っているところはなかなかありません。

障害者枠で正社員・昇給・福利厚生が整った採用情報

障害者の有無に関わらず健常者には当然の条件で障害者を雇用することを「ノーマライゼーション」と言います。

障害者が特別な対応を求めているのではなく、健常者が当たり前に条件として持っている、

長く働きたいや、仕事の内容に応じて昇給や昇格をしたいということなのです。

障害を持っていても正社員と同じ条件で働ける職場もありますので、ぜひリコモスに登録して探してみてください。

相談にも乗りますし、面接や履歴書などの添削を行なっています。

まとめ

この記事では

  • 障害者が感じている「将来的な不安」
  • 障害者が望む会社への「改善点や要望」
  • 働く障害者が魅力的だと感じる雇用条件
  • 障害者枠で正社員・昇給・福利厚生が揃った採用情報

について解説していきました。

障害者雇用にチャレンジする場合、最低限求めていることが今回わかりました。

昇格を求めたり、福利厚生があるのは決して贅沢ではありません。

自分がどこまで許容できるか、長く働くためにしっかり考えて就職活動を行ってください。

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