【障害者雇用】ジョブコーチってなに?対象や利用方法は?
2022/11/15
みなさんはジョブコーチという言葉を知っていますか。
ハローワークなどで聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
この記事では
- ジョブコーチとは
- ジョブコーチを受けられる人はどんな人?
- ジョブコーチを利用するにはどうしたらいい?
- ジョブコーチの支援内容は?
- ジョブコーチはお金がかかるの?
について解説していきます。
ジョブコーチとは
ジョブコーチとは、障害者の方が、自分の障害の特性にあった仕事につけるように支援したり、職場に慣れるための支援を行う人のことです。別名、「職場適応援助者」とも言われます。
ジョブコーチは、さまざまな障害の特性を理解し、障害のある方が働きやすい職場環境についての知識を持っています。障害のある人に業務上の工夫の仕方や覚え方を伝え、会社側にも障害の特性を理解できるように説明し、職場環境を整える活動を行っています。
障害をお持ちの方に対しては、「作業手順を覚える」「作業のミスを防ぐ」などの仕事に適応するための支援や、「質問や報告を適切に行う」など、仕事がスムーズに進められるようなコミュニケーションに関する支援もしてくれます。
障害者雇用で勤めるとなった時、勤めたあともしっかり支援をしてくれる方が職場にいると安心しますよね。
職場に慣れたり、業務に慣れるための支援をしっかり行ってくれるので、とても心強く感じると思います。
ジョブコーチはどこにいるのかというと、就労移行支援事業所に在籍している場合や、ジョブコーチの研修を受けた障害者雇用担当者が企業に所属していることもあります。
引用:政府広報オンライン
ジョブコーチを受けられる人はどんな人?
ジョブコーチの支援を受けられる方は、身体障害、精神障害、知的障害などの障害者雇用の方で、自分にあった仕事を一緒に探して欲しい人や、就職したけれど仕事に慣れない方、合理的配慮をどのように企業に伝えたらいいかわからない方などが対象になります。
基本的には障害者手帳を持っている方が対象ですが、手帳がなくても利用できる場合もあります。
対象になる条件としては、企業で1ヶ月以上の間、週20時間以上働く人です。
公務員の場合は、非常勤職員や臨時職員として働いており、雇用保険に入っている方が支援を受けられます。
ジョブコーチを利用するにはどうしたらいい?
ジョブコーチを利用したい場合、働く企業のある地域の障害者就職センターやハローワークに申し込めば利用できます。
自分で申し込んでもいいのですが、ほとんどの場合、企業からの依頼が多いです。
大切なのは、障害のある人と企業の両方がジョブコーチの支援を受けることを同意していることです。
両方同意していなければ利用することはできません。
ジョブコーチの支援内容は?
ジョブコーチは、障害をお持ちの方、そして企業の双方を支援します。
障害のある方には、その方の障害の特性に合わせた仕事の効率の上げ方や、質を上げる工夫について、また、職場内のコミュニケーションがうまくいくように支援してくれます。
企業に対しては障害特性によって職場配置や仕事内容の改善の支援などを行います。
支援の初期には週3〜4日、障害のある人に付き添って支援し、慣れてきたら週1〜2日と、少しづつ減らしていき、障害者の方がジョブコーチがいなくても就労できるように支援します。
ジョブコーチはお金がかかるの?
ジョブコーチのシステムは障害者雇用にとってかなり心強い制度ですが、利用料金はかかるのでしょうか。
ジョブコーチは、基本的には無料で利用することができます。ご安心ください。
まとめ
この記事では
- ジョブコーチとは
- ジョブコーチを受けられる人はどんな人?
- ジョブコーチを利用するにはどうしたらいい?
- ジョブコーチの支援内容は?
- ジョブコーチはお金がかかるの?
について解説しました。
ジョブコーチは障害者雇用で働く方が仕事にスムーズに慣れるようにしっかり援助してくれます。
このシステムを利用できる方は、是非積極的に利用していきましょう。