【障害者雇用】契約社員ってどんな契約?正社員との違いを解説
2022/06/15

障害者雇用は契約社員での採用がほとんどです。
正社員とはどこが違うのか気になるところですね。
契約社員と正社員の違いについて解説していきます。
この記事では
- 契約社員と正社員の違いとは?
- 契約社員と正社員のそれぞれのメリットデメリットは?
について解説していきます。
契約社員と正社員の違いとは?
契約社員と正社員の違いはなんでしょう。
契約社員とは、雇用期間が決まっている有期雇用計画のことです。契約社員には雇用期間以外の労働条件には定めがありません。
契約雇用の就業期間は最長3年までなので、それ以降も働く場合は契約更新をすることになります。
その点正社員は無期雇用で、福利厚生や給料といった待遇面が契約社員よりいいこともあります。
ただ、福利厚生については正社員も契約社員も変わらないことも多いです。
給料
正社員と契約社員は、ほとんどの企業において月給制です。賞与の制度がある場合は、契約社員でも正社員と同じように支払われることが多いです。
しかし、同じ金額かというと違う場合もあります。契約社員の方が安い場合もあります。
昇給・昇進
正社員は勤続年数や仕事の結果次第で昇給したり、昇進したりします。
しかし、契約社員にはほとんどありません。
障害者雇用でも、正社員に登用されることがあれば、これらを受ける可能性はあります。
大手企業では、契約社員になってから正社員に登用されることも多いので、企業研究で調べてみるか就職エージェントに登録して情報をもらいましょう。
社会保険
社会保険は契約社員でも正社員でも、一定の条件を満たしていたら加入する義務が会社にはあります。
退職金
退職金は正社員、契約社員に関わらず、企業の就業規則や契約条件によって支払いの有無が決まります。
企業によっては払ってくれるところもありますが、契約社員は対象外になることが多いです。
契約社員と正社員のそれぞれのメリットデメリットは?
契約社員と正社員のメリットデメリットはあるのでしょうか。
契約社員のメリットデメリット
契約社員のメリットとしては、希望にあった働き方ができ、仕事の範囲を限定できることにあります。そのため、障害者雇用は最初は契約社員の方が多いのです。
契約社員は契約期間が決まっているので、内容が変わることはほとんどありません。そういった面でも、障害者雇用で働くのにちょうどいいのかもしれません。
また、大手企業は法定規則の通り2.3%の障害者雇用を実施しなければならないので、大企業に入るチャンスも多いのです。
契約社員のでデメリットとしては雇用が安定していないところにあります。契約更新をしてもらえないと働き続けることもできません。
短期雇用が前提なので仕事内容はサポート的な業務が多く、スキルアップを目指している人には物足りないかもしれません。
しかし、最近では正社員登用をし、スキルアップもキャリアアップも叶う企業もあるので、面接の時に聞いてみるといいでしょう。
正社員のメリットデメリット
正社員のメリットは、仕事の裁量が大きいところです。契約に期限がありませんので、長期のプランのチームにも入れますし、昇給、昇進もあります。
研修や勉強会で自身の知識をブラッシュアップすることもできます。
正社員は福利厚生が多く、各種手当や資格を取るための支援があるなどメリットはたくさんあります。
デメリットとしては、異動や転勤の可能性があることです。
会社からの辞令は断るのは難しく、いきなり転勤ということもあります。
また、新入社員が入ってくると、指導者になることもあり、仕事の負担が増えたりもします。
まとめ
この記事では
- 契約社員と正社員の違いとは?
- 契約社員と正社員のそれぞれのメリットデメリットは?
について解説していきました。
障害者雇用では契約社員がほとんどですが、大手ほど正社員登用の機会が多いですし、障害者雇用だからと言って区別せず、配慮をした上でやりたい仕事はさせてくれることもあります。
契約社員だからといてがっかりせず、自分のやりたい業種を探してみましょう。