【障害者雇用】障害がある人の、仕事に関する悩みとは?解決策を解説!
2022/08/25

障害者雇用で働いていると、日々いろいろな悩みが生じてきますよね。
一般雇用の方でも悩むことがあるのですから、障害者雇用で働く方も悩んで当たり前です。
ただし、悩みを一人で抱えてしまうと仕事が苦痛になり、精神的にもよくありません。
この記事では
- 仕事でミスが多くて困っている
- なかなか休めず体調が悪化してしまった
- コミュニケーションがうまく取れない
- 障害者雇用の方の相談先は?
について解説していきます。
仕事でミスが多くて困っている
仕事中のミスが多いことが悩み、という方がいます。この場合、もしかしたら自分の障害特性に合わない業務を行っているのかもしれません。
面接時や入社してから、合理的配慮について話し合い、配慮について決めた上で入社していると思いますが、それが直属の上司や同僚にまで話がいっているかどうかはわかりません。
普通は話がいっているはずですが、正しく伝わっていない可能性もあります。
そのため、自分の特性に合わない仕事を与えられ、ミスを繰り返してしまうのかもしれません。
その場合は、自分が得意なことと苦手なこと、どんな作業なら得意で、どんな作業が苦手だということをできるだけ細かく上司に話をしましょう。
その上で、仕事内容の見直しをしてもらうといいでしょう。
伝えるのには勇気がいるかもしれませんが、今後も業務のミスマッチが繰り返されると、お互いにとって良くありませんし、あなたの精神状態も心配です。
しっかり上司と話をして、それを同僚にも伝えてもらいましょう。
話をすることが苦手で苦痛に感じる方は、紙に書いたものを上司に渡すといいでしょう。
配属された時だけではなく、その後仕事が負担になってしまったとき、その都度不安を相談できる関係性を築けるのが一番です。
なかなか休めず体調が悪化してしまった
人によっては、働くことで体調を崩してしまうことがあります。
体調を崩した際に、病院を受診できる環境にあるかどうかも重要です。
通院休暇があるのか、それとも半日だけの休暇や、時間休暇があるのかしっかり確認しましょう。
会社によっては、通院は休暇にいれないというところもあります。
また、通勤ラッシュで体調を崩してしまう方は、フレックスタイム制を利用して、通勤時間をずらすことを考えてもいいかもしれません。
フレックスタイムは自分の好きな時間に出社して働くことができるシステムです。コアタイムといって必ず出社していなければならない時間を設けているところもありますが、それでも通勤ラッシュを避けることができるのは助かりますよね。
また、上司や同僚などに自分の体調を伝えた上で、業務が滞らないように調整してもらうことも大切です。
無理して働くと回復するのにも時間がかかってしまいます。初めからしっかり話をしておくのが大切でしょう。
体調が悪いと感じたら、すぐに上司に相談しましょう。
コミュニケーションがうまく取れない
精神障害や知的障害の方などは特にコミュニケーションの取り方で悩むことがあるかもしれません。
日々のコミュニケーションがストレスになって退職してしまうのはもったいないです。
コミュニケーションをしっかり取らないといけない、相手のことを好きにならないといけないと思うと、ますます自分を追い込んでしまいます。
大切なのはコミュニケーションを取ることではなく、仕事をしっかり行うことです。
そのために必要な意思疎通が同僚や上司ととれれば問題はありません。
思い詰めず、悩んだら上司などに相談しましょう。
障害者雇用の方の相談先は?
悩んでしまってどこかに相談したいと思った時は、相談窓口や支援機関を利用しましょう。
社内に障害者就業生活相談員や産業医がいる場合はまずそちらへ相談しましょう。的確なアドバイスをしてくれます。
社外で相談したい時は、ジョブコーチといって、障害のある方が問題なく仕事をするための環境を整えてくれる方がいます。
支援機関から会社に派遣され、障害のある方が働きやすい対処方法を教えてくれます。
相談に乗ってくれるだけではなく、作業を覚えやすくするための手順書の作成なども行ってくれます。
ジョブコーチの利用は無料で、ハローワークまたは障害者職業センターに連絡すると利用できます。
会社ではなく、別の場所で相談をしたい場合、障害者就業・生活支援センターに行くと、生活と就労の両方の相談に乗ってもらえるので、生活全般を相談したい時は行ってみましょう。障害者職業センターは全国に332センターあるので、皆さんがお住まいの都道府県にあるはずです。
まとめ
この記事では
- 仕事でミスが多くて困っている
- なかなか休めず体調が悪化してしまった
- コミュニケーションがうまく取れない
- 障害者雇用の方の相談先は?
について解説していきました。
辛い気持ちを抱えたままで働いても、いい仕事はできませんし、長く働くことができません。
相談できる場合は相談して、対策を考えましょう。