【障害者雇用】障害者の仕事探しの方法は?雇用の実態と自分に向いている仕事の選び方

2023/01/10

【障害者雇用】障害者の仕事探しの方法は?雇用の実態と自分に向いている仕事の選び方

障害を持っていると、どんな方法で障害者雇用求人を探したらいいのかわからない方もいるでしょう。

この記事では、

  • 障害者雇用の実際は?
  • 障害者にはどんな仕事が向いてるの?
  • 障害者でも働きやすい勤務方法とは?
  • 障害者が仕事を探すには

について解説していきます!

障害者雇用の実際は?

障害者雇用は、一般雇用に比べて職種が少なく、就職がしづらいと言われています。

それでも、現在は障害者雇用促進法により、雇用しなければならない障害者の人数が年々増えてきているため、伴って求人も増えてきています。

精神疾患の場合は、2018年の4月から採用人数にカウントすると決まったため、採用経験のある企業は少ないですが、確実に増えてきています。

一定数の従業員がいるところは必ず障害者を雇用しなければなりません。雇用しなかった場合、企業名を公表されるなどのペナルティーもあります。

障害者にはどんな仕事が向いているの?

障害があるとどんな仕事もできないのではと思ってしまう方もいますよね。

しかし、人によって向いている仕事というものはあります。

自分の得意な分野で働くことで、職場定着もしやすいです。

事務職

事務職は、パソコン入力や書類の整理など、身体的に負担が少ない作業が多いため、

障害者雇用枠でもこの仕事が多いです。

この仕事なら精神疾患でも、身体障害でも、知的障害でもやりやすいでしょう。

障害をオープンにする場合は配慮もしてもらえるので、長く務めることができます。

システムエンジニア

システムエンジニアとは、クライアントの希望を聞き、理想通りのプログラムを定義・設計する仕事です。

資格を持っていると、障害者雇用でも他の仕事に比べて給料が高い傾向があります。

システムエンジニアはチームで働くこともあるので、協調性も必要になってきますが、得意分野なら働きやすいため、システムエンジニアで働いている障害者の方も多いです。

清掃

清掃の仕事は、企業の中や外で働くことが多いです。

同じ作業を毎日繰り返すので、仕事内容も覚えやすいですし、軽作業のため体力の消耗も少ないです。

人と交流するのが苦手な人も一人で黙々とできるため、同じ作業を繰り返しやりたいという方には向いています。

工場内作業

工場の勤務の中でも、簡単な箱詰めの仕事や、製品の組み立てなどは精神疾患がある人でもやりやすい仕事です。

毎日同じ作業の繰り返しなので、変化に対応できない特性を持った人も働きやすいでしょう。

障害者でも働きやすい勤務方法とは?

障害を持った人は健常者と同じように、電車に乗って通勤するということが難しい場合もあります。

電車でパニックになる方もいますし、聴覚過敏のある人は騒音も厳しいでしょう。

ここでは、障害がある人に向いている働き方についてお伝えします。

在宅勤務

在宅勤務なら、電車に乗っての通勤をしなくてもいいので、通勤が難しい方へ向いています。

職場の人とのコミュニケーションが難しく、社会とのつながりや人間関係が希薄になってしまうというデメリットもありますが、対人恐怖症の方などにはあっているのではないでしょうか。

障害者雇用枠

障害者雇用とは、障害者手帳を持っている人が選択できる雇用形態です。

障害者枠で入社すると、企業側から必要な配慮をしてもらえ、障害があっても働きやすい環境作りをしてくれます。

一方で、障害者雇用で働くと、依頼される仕事の範囲が限られる可能性もあります。

特例子会社

特例子会社とは障害者の安定した就労を目的として設立された企業のことを言います。

障害者雇用が難しい職種の企業が、それでも障害者雇用率を上げるために設立したのが特例子会社です。

企業の子会社として存在しており、特例子会社の勤務する人のほとんどが障害を持っている方なので、当然障害への理解もあります。長く働き続けることができるでしょう。

就労継続支援サービス

障害がある人で、一般の企業で働くことが難しい人が、サポートを受けながら働くことができる事業所を就労継続支援事業所といいます。

就労継続支援事業所にはA型とB型があり、A型は雇用契約を結んで仕事を請け負うため、各自治体が定める最低賃金が保証されています。

B型は雇用契約を結ばないので、その出来高に応じて賃金を得る形となります。

障害者が仕事を探すには

障害を持つ人が自分に合った仕事を探すにはどうしたらいいでしょう。

ここでは、仕事を探すところをご紹介します。

ハローワーク

ハローワークは職業相談や斡旋を行う国の機関です。

障害者の方には特別な窓口があり、一般の人と違う場所で対応してくれます。そのため、ハローワークに行く時は障害者手帳を持っていきましょう。

今本当に働けるのか、主治医の許可と診断書が必要なことがあるので、最寄りのハローワークに聞いてから行きましょう。

障害者専門の窓口で探しても、障害をクローズにしたい人はクローズにできます。

就職活動に向けた準備の仕方や応募の方法などのアドバイスももらえます。

障害者に特化した就職・転職エージェント

リコモスなどの障害者に特化した就職・転職エージェントに依頼すると、仕事を求める障害者と企業のマッチングを行ってもらえます。

専任のアドバイザーがつくので、その人の障害や希望に応じてマッチした仕事を紹介してくれます。

障害者枠で雇用されるためのノウハウを持っているので就職のための準備ももちろん可能。

また、求職者と企業側の条件をアドバイザーがマッチンぐさせたうえで仕事の案内をするので、定着率も高いです。

地域障害者職業センター

障害者職業センターは障害のある人に対して専門的な職業リハビリを行う施設です。

仕事の斡旋はしてくれませんが、ハローワークや企業と連携しているので、地域障害者職業センターで就職に向けたリハビリを受けながらハローワークで仕事を探すこともできます。

障害者就労支援センター、就労援助センター

障害者就労福祉センターは障害のある人が身近な地域において、就業の相談と支援を担当しているところです。

働く意思があっても就職先が見つからない方が最初に相談するのに適しています。

障害がある人の安定した社会生活のためにさまざまな支援機関と連携して相談を受け付けてくれます。

障害者の方の就労に関する相談や指導、訓練、就労援助もおこなっており、職場への定着率を上げるために就職した後のサポートも行っています。

まとめ

この記事では、

  • 障害者雇用の実際は?
  • 障害者にはどんな仕事が向いてるの?
  • 障害者でも働きやすい勤務方法とは?
  • 障害者が仕事を探すには

について解説をしていきました。

障害を持っていても社会参加をする権利があります。

さまざまなサポートを受け、長く働くことができる職場を探しましょう。


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