【障害者雇用】障害を隠して就職をしたらバレる?クローズでは就労しない方がいい?
2022/10/14

「障害者手帳は持っているけれど、外から見てもわからないから隠して一般枠で仕事をしたい」
「クローズで就労した場合、企業に障害がバレてしまうことはあるのだろうか」
と考えている方もいらっしゃるでしょう。
この記事では
- クローズ就労をするなら知っておきたいこと
- 障害は会社に申告しなければならないの?
- 勤務先に障害者ということがバレることはある?
について解説していきます。
クローズ就労をするなら知っておきたいこと
障害者手帳はもっているけれど、障害を隠して一般枠で仕事をしたいという方も多いです。
自分が障害を持っていることを知られてしまうのが嫌な方や、幅広く職種を選びたいということで隠す方もいます。
障害を隠して就労することをクローズ就労と言います。
クローズ就労をすると、障害者雇用と違って配慮がありません。
障害者雇用なら、その人が長く働くことができるように合理的配慮がなされます。
しかし、クローズ就労は職場の人に障害を伝えないので配慮はありません。
配慮がないことは、覚悟しておかないといけないでしょう。
障害は会社に申告しなければならないの?
障害者手帳を持っていることを会社に申請しないといけないのか、前職が障害者雇用だったことを言わないといけないのか、と考えている方もいらっしゃるでしょう。
実際には、そのような義務はありません。
厚生労働省の障害者雇用対策によると、障害を隠してはいけないという法律はありません。ですので、一般雇用された場合は障害者であることを伝える必要はありません。
しかし、隠すからには、会社に迷惑をかけないことが前提です。
選考を受けるときに、仕事内容を把握して、長く働くことができるかどうか、よく吟味した方がよいでしょう。
勤務先に障害者ということがバレることはある?
クローズ就労を選んだ場合、勤務先に障害者であることがバレることはあるのでしょうか。
企業側が社員の障害有無を確認するときは、厚生労働省が出している「プライバシーに配慮した障害者の把握、確認ガイドライン」に沿って確認をします。
これは障害をオープンにしたい人だけを把握して確認するだけのものなので、隠しておきたい方は隠すことができます。
しかし、障害者控除を受けていたら、年末の確定申告の際に企業側にはバレてしまいます。
もしも障害者であることを隠したい場合は、障害者控除を受けないようにしておかないといけません。
また、病気や障害の悪化で休職するとき、傷病手当金を請求するに当たって、事業主が証明を行ったときにもバレることがあります。
まとめ
この記事では
- クローズ就労をするなら知っておきたいこと
- 障害は会社に申告しなければならないの?
- 勤務先に障害者ということがバレることはある?
について解説していきました。
障害を隠して就職することは大変です。クローズで就職した場合、離職率も高いのです。
長く続けようと思うなら、障害者雇用でしっかり合理的配慮をしてもらう方がいいでしょう。
