【障害者雇用】障害をクローズして一般雇用枠で活動したほうがいい?障害者雇用で就職されている方の本音とは

2022/10/20

【障害者雇用】障害をクローズして一般雇用枠で活動したほうがいい?障害者雇用で就職されている方の本音とは

障害者手帳を持っている方は、障害者雇用枠で就職することができます。

しかし、障害をオープンにするのか、クローズにして一般雇用枠での就職を目指した方がいいのか悩んでいる方も多いです。

この記事では

  • 障害者雇用とは
  • 障害者雇用は正社員になれない?
  • クローズがいいのか、オープンがいいのか、どっち?
  • 障害者雇用で就職されている方の本音とは

について解説していきます。

障害者雇用とは

障害者雇用枠とは、障害者手帳を持ち、それをオープンにして働く枠です。

当然、手帳を持っていることが条件で、障害者の安定雇用を目的としています。

他に、障害があっても、個々人がそれぞれ活躍できる場を提供することも、障害者雇用の目的です。

したがって障害者雇用枠では、仕事で活躍できるよう、合理的配慮という障害特性に合わせた配慮をしてもらえます。

車いすの方はバリアフリーの環境を整えてもらったり、視力障害の方は拡大鏡などを用意してもらうなど、障害に合わせた配慮をしてもらえます。

従業員43.5人以上の従業員を雇用している民間企業は、2.3%の割合で障害者を雇用しなければならないと法律で決まっています。

大手の企業で、従業員数が多いところは、障害者雇用の求人数も多いです。

障害者雇用は正社員になれない?

障害者雇用は、契約社員での採用がほとんどです。

正社員にはなれないのでは…と不安に思う方が多いようですが、

実際は、契約社員から正社員になる方がたくさんいます。

企業によっては、契約社員で採用後、半年から1年で正社員になる企業もあります。個人の仕事の実績を評価してもらい、正社員に登用されることはあるのです。

もちろん正社員ですから、週40時間働けることが条件になることもあります。

正社員になると勤務時間が伸びるから、契約社員のままがいいという方もいらっしゃいます。その場合は、最初は雇用期間が決まっている場合も、仕事ぶりによっては無期限の契約にしてもらえることもあります。

正社員登用の実績があるかどうかは一人で就活をしていてもなかなかわかりづらいところがあります。

就職エージェントを利用すると、そのあたりの情報も教えてもらえます。

クローズがいいのか、オープンがいいのか、どっち?

障害について、クローズがいいのか、オープンがいいのかは、その人の障害によります。

内部障害で配慮がなくても大丈夫な方はクローズで一般採用枠を目指してもいいかもしれません。

しかし、精神疾患など、配慮してもらった方が長く働くことができる方は、クローズにすると何の配慮もありません。

精神障害に関しては、オープンにしても1年定着率も50%を切っています。

それなのに、クローズにして何の配慮もなされないと、ますます定着率は下がります。

クローズでも働き続けることができるのか、やはり配慮がいるからオープンがいいのかは、個人の障害によります。

配慮が必要な方は、オープンの方が長く続けることができる可能性があります。

自分の障害についてしっかり考えて、クローズで働いたほうがいいのか、オープンの方がいいのか考えてみましょう。

障害者雇用で就職されている方の本音とは

障害者雇用で実際に働いている方の声を聞くと、

「配慮をしっかりしてもらえるから働きやすい、相談もしやすい」

という言葉を多く聞きます。

何かあったときにすぐに気軽に相談できる環境はやはり魅力的ですよね。

反対に、

「同じ仕事しかさせてもらえないから、キャリアアップができない」

という方もいます。それが転職の理由になることも多いです。

実際に障害者雇用で雇ってもらった場合にどんな業務になるのか、キャリアアップはどのようにすることができるのか、

そういった情報はリコモスのような就職・転職エージェントから情報を貰うことができます。

まとめ

この記事では

  • 障害者雇用とは
  • 障害者雇用は正社員になれない?
  • クローズがいいのか、オープンがいいのか、どっち?
  • 障害者雇用で就職されている方の本音とは

について解説していきました。

クローズがいいのか、オープンの方がいいのかは障害の種類や特性によって違います。

配慮が必要だと思ったら、クローズでは長く働く事は難しいかもしれません。

障害者雇用でも大手企業の求人はたくさんあります。

是非一度、ご自身がどちらの就職がいいのか考えてみるのはいかがでしょうか。

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