【障害者雇用】40代の転職は遅い?40代で転職をするポイントを解説
2022/10/11

障害の有無に関わらず、「転職は若い方が有利だ!」と思う方がほとんどでしょう。
確かに、若い方が新しいことを覚えるのが早いし、長く働いてくれるでしょうから、企業からすると良く感じる点が多いかもしれません。
かといって、40代の転職が絶対に無理!…ということはありません。
この記事では
- 障害者雇用の現状
- 40代の転職活動状況は?
- 転職の際のポイント
について解説します。
障害者雇用の現状
2021年に厚生労働省が発表したデータによると、2020年の民間企業の障害者雇用は約58万人となっています。
実質雇用率は21.5%であり、
法定雇用率(企業は一定の従業員数に対して、障害者を雇用しなければならない、と法律で定められています。現在は、一定の従業員数に対して2.3%の雇用義務があります。)を超えて雇用している企業は48.6%で、社会ではどんどん障害者雇用が進んできています。
障害者の中で一番雇用されているのは身体障害者で、35.6万人です。
一番少ないのは精神障害者で、8.5万人となっています。
ただし精神障害者については、法定雇用率として算出する、と決まったのが2018年ですから、スタートが遅いために少し低い人数になっていると考えられます。
40代の転職活動状況は?
転職において40代は遅い…と考えている方も多いと思いますが、最近では40代の転職も増えています。
幅広い年齢層を募集する求人も増えてきており、障害者雇用でも同様のことがいえます。
40代でも、決して転職ができないということはありません。
定年退職の年齢が上がっていることも、40代の雇用が進んでいることの一因だと考えられます。
現在、ハローワークを利用して転職や就職を希望している方は40代が一番多いです。
転職の際のポイント
40代で転職を成功させるには、自己アピールが大変重要です。
自分が今まで培ってきたスキルや知識を伝え、転職を希望する企業に対する熱量をしっかりアピールすることが大切です。
新卒や若手は、面接で「どんなことがしたいか」を中心にアピールしますが、
40代では、「どんなことができるか」をアピールします。
企業側は40代の求職者を、即戦力として見ています。
自分の障害についてはしっかりと特性を理解し、「どのような配慮が必要か」「どんなことができて、できないのか」をしっかり伝えましょう。
これらのことをしっかり伝えると、企業側も必要な配慮やあなたが働いている姿がイメージできます。
障害者雇用は定着率が高くないために、長く働き続け、会社に貢献できることをアピールするのも良いですね。
40代の転職は、定年退職まで働くぞ、という気持ちで挑んでいると思います。必要な配慮はきちんと伝え、長く働けるように対策をしましょう。
最後に、謙虚な気持ちも大切です。
40代の転職は自分より年下の人が上司になる可能性が高いです。
どんな年齢層の方でも、周囲の方とコミュニケーションをとって働くことができるアピールとして、
謙虚な気持ちで面接に挑みましょう。
まとめ
この記事では
- 障害者雇用の現状
- 40代の転職活動状況は?
- 転職の際のポイント
について解説しました。
40代の転職希望者は増えてきており、受け入れる企業も多くなっています。
40代だからといって転職を諦めず、チャレンジしてみるのはいかがでしょうか。
リコモスでは40代の転職もしっかりサポートします。悩んでいる方は、是非ご登録を!