【障害者雇用】障害者の就職・転職支援サービスを利用する人が増えている!どんな種類がある?
2022/08/19

実は、障害者雇用支援サービスの市場はどんどん拡大しています。
つまり、障害者雇用で働きたいという方が増えているのです。
障害者の就職・転職を支援するサービスには、どんなものがあるのでしょうか。
市場の拡大とともに見ていきましょう。
この記事では、
- 障害者雇用支援サービス市場はどのくらい拡大しているのか
- 障害者雇用支援サービスとは?
について解説します。
障害者雇用支援サービス市場はどのくらい拡大しているのか
民間調査機関の株式会社矢野経済研究所の調査によれば、昨年度の障害者雇用支援サービスの市場は6931億円と、前年度比7.9%上昇したということがわかりました。
この調査は、就労移行・定着支援サービス、就労継続支援A型・B型、人材紹介・採用代行、農園・サテライトオフィス型雇用支援に対し行ったもので、
就労移行・定着支援サービスは862億円(前年度比4.0%増)
就労継続支援A型・B型は5946億円(前年度比8.2%増)
人材紹介・採用代行が26億円(前年度比13.0%増)
農園・サテライトオフィス型雇用支援が97億円(前年度比24.4%増)
となっています。
障害者雇用支援サービスとは?
それでは、それぞれどんなサービスなのか、見ていきましょう。
就労移行・定着支援サービス
就労移行とは、生活リズムを整えながら、パソコンなどのスキルを身につけるなど、就労に結びつく支援を行っています。
また、定着支援サービスでは、就職してからその職場に長く定着できるように、就職後のサポートを目的とした障害福祉サービスです。利用期間は1年ごとの更新で、最長3年間までサポートを受けられます。
就労継続支援A型・B型
通常の事業者に雇用されることが困難な障害のある方に、就労の機会を提供するとともに、仕事やその他の活動を通じて、その知識及び能力の向上を目指すところです。
雇用契約を結び利用するところをA型、雇用契約を結ばず利用するところをB型といいます。
人材紹介・採用代行
人材紹介とは、リコモスなどの障害者雇用専門就職エージェントのことをいいます。
障害者雇用を目指す方のために、書類作成のサポートから面接対策、企業への応募から内定まで、就職・転職活動のサポートを行います。
採用代行とは、障害者の雇用経験が浅い企業や、長期的な安定就業に課題を抱えている企業向けに採用を代行することです。
農園・サテライトオフィス型雇用支援
農園型支援とは、障害をお持ちの方が集まり、農園で農作業を行う新しい形の支援サービスです。
サテライトオフィスも同様に、障害をお持ちの方が一箇所に集まり業務を行うもので、企業により業務内容は異なります。
どちらも一般企業の中で働くというものとは少し違った形です。
まとめ
この記事では、
- 障害者雇用支援サービス市場はどのくらい拡大しているのか
- 障害者雇用支援サービスとは?
について解説しました。
近年、障害者雇用を目指す方が様々な支援サービスを受けることは、当たり前になってきています。
一人での就職・転職活動が難しい、と感じたら、こういった支援サービスを利用してみるのもいいかもしれませんね。