【障害者雇用】合理的配慮の伝え方!しっかり配慮してもらうには?

2022/04/18

【障害者雇用】合理的配慮の伝え方!しっかり配慮してもらうには?

障害者雇用は、その人の障害に合わせて配慮をしてもらうものです。

企業はその人がしっかり長く働けるように合理的配慮をしてもらわなくてはなりません。

配慮をしてもらうには、どんな配慮が必要なのか、自分で伝えなくてはいけません。

この記事では、合理的配慮の伝え方について解説します。

合理的配慮を伝えたらわがままと思われるんじゃないか?

配慮して欲しいことを伝えたら、相手にわがままだと思われるんじゃないかと思って言えないという方もいます。

合理的配慮はわがままではありません。

企業側も、入社してからミスマッチがないように細かく配慮を知りたいと思っています。入社してから配慮が足りなくて辞められるのは困るのです。

また、企業側もしっかり配慮をしたいと思っています。

そのため、面接の時に「どんな配慮が必要ですか」と聞かれます。

受かりたいがために「ほとんど配慮ははいりません」と言ってしまうと、入社してから会社もあなたも困ることになります。

合理的配慮はしっかり伝えましょう。

どのように合理的配慮を伝えたらいい?

合理的配慮を伝えるには段階があります。

まずは履歴書に配慮して欲しいことを書きます。

配慮して欲しいことがたくさんあると落ちるんじゃないかと思うかもしれませんが、そんなことはありません。あなた自身に魅力があれば需要があります。

わがままと捉えられそうな内容は、こんな要望です。

「自分で話しかけられないので、担当者の方から話しかけて欲しい」

「環境が変わると調子が悪くなるので、その場合は退社したい」

などです。

相手に甘えすぎ、また、気分によって帰りたいなど言われると会社も困ります。

障害者雇用は企業によって障害者を雇わないといけない人数が決まっています。

フルタイムで働いて1カウントです。

すぐ帰ってしまう人はカウントできませんので、雇ってもノルマ達成にならないのです。

この場合の伝え方は

「仕事に慣れるまで、ストレスが溜まりやすいので、時短勤務をさせて欲しい」などというといいでしょう。本来は週40時間勤務が1カウントなのですが、精神疾患の方などはいきなり週40時間は難しいと思うので、スタートを週20時間にしてもらえないかと交渉するのはありです。

また、「自分で話しかけられないから担当者の方から話しかけて欲しい」

という要望は「自己発信が苦手で不安が強いので定期的に面談や相談の場を設けて欲しい」

とお願いするといいでしょう。

障害者雇用で入社した人の定期的な面談は行われることが多いので、わがままではありません。

また、障害を伝える時に、

「自分は〇〇があるからこれができません」

ではなく

「自分は〇〇があるからこれができませんが、その代わりこれができます」などとアピールすると印象もいいでしょう。

とくに、内部障害や精神疾患の方は見た目ではわかりませんので、きちんとできることとできないことは伝えましょう。

その方が企業側も雇い入れた時が想像しやすくて、対処を考えることができます。

きちんと障害者配慮をしている会社はどんな配慮が必要か、しっかり聞いてきます。

逆にあまり聞かれなかったら、入社してから配慮がなく困る可能性があるので、気をつけましょう。

まとめ

障害者配慮を伝えるのは、なかなか勇気がいることでしょう。

しかし、しっかりした会社なら、必要な配慮を細かく聞いてきますし、配慮を伝えてもマイナスにはなりません。

入社してから困ることがないように、しっかり配慮については伝えるようにしましょう。

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