【障害者雇用】障害者雇用の実態!身体障害者の雇用形態やサポートは?
2022/06/29

身体障害を持ちながら、障害者雇用で働いている方はたくさんいます。
しかし、これから障害者雇用を考えよう、という方は、雇用形態や給料などの実態が気になりますよね。
また、障害者雇用に向けて利用できるサポートはあるのでしょうか。
この記事では
- 身体障害者の雇用実態は?
- 身体障害者が働く上で悩みがちなことと解決策
- 身体障害者の方の就職をサポートするサービスや各種機関は?
について解説します。
身体障害者の雇用実態は?
身体障害者の方はどのような職業や分野で働いているのでしょうか。
厚生労働省の平成30年度障害者雇用実態調査結果をもとに見ていきましょう。
身体障害を持ちながら働いている方は42万人前後います。たくさんの人が活躍しているのですね。
産業別にみると、卸売業、小売業で 23.1%と最も多く雇用されていて、次いで、製造業 19.9%、医療、福祉で16.3%となっています。
事業所規模としては、5〜29人規模で37.0%と最も多くなっています。
雇用形態や労働時間別の雇用状況は
雇用形態をみると、無期限契約の正社員が49.3%、有期契約の正社員が27.2%となっています。
求人上では契約社員が多いように見えますが、
契約社員で入社し、仕事ぶりを評価してもらい、正社員登用制度を利用して最終的に正社員になった方が多いと思われます。
労働時間別の雇用状況は、30時間以上の通常の労働時間が79.8%と一番多く、20時間以上30時間未満は16.4%です。
ただ、この結果を見て、30時間以上は働かないといけないんだ・・・と就職を諦めないでください。
企業の中には、最初は20時間くらいの時短勤務をして、慣れてから時間を伸ばしていくという形を取っている企業もあります。
身体障害を持っていると、長時間の労働が負担になることもあります。
そういった場合は、面接時に合理的配慮として話をしておくと良いでしょう。
身体障害者が働く上で悩みがちなことと解決策
障害者雇用で働く身体障害者の方や、これから障害者雇用にチャレンジしてみたい方も増えています。
しかし、働く上で悩みや不安が多いのではないでしょうか。
実際に働いている身体障害者がどのような悩みや不安を抱えているのか、そして、どのような解決策をとっているのか、みていきましょう。
まずは、身体障害を持ちながら働くには、合理的配慮は欠かせません。
たとえば、
- スロープやエレベーターを設置する
- 車椅子が通りやすいようにスペースを確保する
- 作業台、机の高さを変更する
- 車で通う場合、駐車場を確保する
など、障害によって違いますが、こういった配慮をしてもらう必要があります。
視覚障害の方の場合は、人とぶつかったり、書類が読みにくかったりするという悩みを抱えています。
そういった方への合理的配慮として、
- 拡大鏡や点字の利用
- パソコンなどで読み上げ機能をつける
などで解決できます。
これらの他にも、配慮するべきことはたくさんあります。
すでに障害者雇用を進めている企業はすでに対策が出来ていると思われますが、初めての採用だと企業側も何を用意したら良いのかわかりません。
面接の時に、どんな配慮を求めるのかを伝える必要があります。
身体障害者の方の就職をサポートするサービスや各種機関は?
障害者雇用を探すのに利用できるサポートやサービスはどのようなものがあるでしょうか?
ハローワーク
まずは身近なハローワークです。障害者専用窓口もあるため、相談しやすいです。
働けることを証明する主治医の診断書がいる場合があるので、行く前に確認することをお勧めします。
障害者専用就職エージェントを利用する
リコモスのように、障害者雇用のノウハウを持っていて、求人数も多く、コンサルタントと相談しながら探すことができるエージェントを選びましょう。
リコモスでは、履歴書やエントリーシートの添削、面接対策、また地方から上京してくる方には家探しのお手伝いもしています。
地域障害者職業センターの活用
地域のサポートをお探しの場合は、地域障害者職業センター、障害者就業・生活支援センターなどがあります。
地域障害者職業センターは全国の都道府県に1ヶ所以上設置されているので、調べてみてください。
就労移行支援事業所の活用
就労移行支援事業所は、障害のある方への一般企業への支援を行う、通所型の福祉サービスを行う機関です。
ここでは一般企業で働ける力を身につける職業訓練や就職活動のサポート、そして、就職後にも職場定着サポートがあります。
まとめ
この記事では
- 身体障害者の雇用実態は?
- 身体障害者が働く上で悩みがちなことと解決策
- 身体障害者の方の就職をサポートするサービスや各種機関は?
について解説しました。
障害者雇用で働きたいけれど、不安がある…という方はこの記事を参考に、
最初の一歩を踏み出してみましょう。
リコモスはいつでも相談に乗りますので、迷ったらまずはご登録ください。