【障害者雇用】障害者雇用のメリットデメリット!オープンにして大丈夫?
2022/06/15

障害者の方が働く際には、障害を正直に話して仕事を探す(オープン)と、障害は隠して、健常者として仕事をする(クローズ)があります。
障害者雇用はオープンにして働くことなのですが、障害者と周りに知られている状態で働くのはどうなのでしょうか。メリットとデメリットを考えてみましょう。
この記事では
障害をオープンにして働くことのメリットデメリット
について解説します。
障害をオープンにして働くとどうなるか
まずは、雇用は障害者雇用枠になります。
デメリットとして、障害者雇用枠は一般枠の求人より少ないということがあげられます。
また、履歴書に自分の障害のことをしっかり書かなければなりません。
面接のときにも障害について聞かれます。障害者雇用は障害配慮をしなくてはならないためです。
あなたが配慮してほしいことを面接官に話せば、バリアフリーにしたり、拡大鏡を用意したりなど、なるべく不自由なく働けるように配慮してくれるかもしれません。
そして、障害者雇用枠で採用される場合、ほとんどが契約社員で、正社員は少ないです。まずは契約社員として、障害を持ちながら働いていけるかを確認するのです。
最後に、周りがあなたの障害を認知しているということも、デメリットかもしれません。
ここまでデメリットを書きましたが、もちろんメリットもあるのです。
まず、障害者雇用となると、大手企業にチャレンジすることができることです。
障害者雇用は法定雇用率というものが決まっていて、ある一定の従業員に対し、2.3%は障害者雇用を入れないといけないルールになっています。
従業員数1000人だとすると、かなりの人数の障害者雇用をしないといけないので、求人自体が多いのです。
次に、障害者雇用でしっかりとした配慮をしてくれる企業は、あなたのためにどういった配慮が必要か、かなり詳しく聞かれます。
逆に、ほとんど聞かれなかった企業は就職を考え直した方がいいかもしれません。
障害者を積極的にとっている企業こそ、詳しく障害配慮について聞かれますので、しっかり正直に答えましょう。そうすることで仕事がしやすくなります。
最後に、障害について周りが認知しているので、あなたも無理せず働けて、長く定着することができます。
最近では障害者雇用でも正社員登用をしている企業も多く、スキルアップのために仕事にチャレンジさせてもらえることも多いです。
「障害者だからこれしかできないでしょ」と言われることもありません。
少しでも大手で、障害者雇用の経験が多い企業がいいですが、自分ではわからないので、こういう時は障害者専門就職エージェントを利用するととても力強いです。
障害者雇用についての専門家ですので、内部の事情も知っています。
さらに、履歴書の添削や面接の練習なども行なってくれるので、メリットが大きいです。
クローズにして働くことのメリットとデメリット
障害を隠して(クローズにして)働くと、一般の就職と変わりませんので、面接を受けて、合格したら就職します。
障害があるのを公表していないので、配慮はありません。他の人と同様に働きます。通院の配慮もないので、自分の休みを使って行ければいいですが、勤務形態によっては難しいこともあるかもしれません。
精神障害の人は外からわからないのでクローズにする人もいるのですが、精神障害は波があり、悪い時は動けないくらいになることもあります。また、いきなり週40時間もはたらくことが無理だと思う方もいるでしょう。
休みが多くなると職場にも居づらくなります。
そのため、退職することになってしまう方も多いです。
まとめ
障害をオープンにするのは勇気がいることです。
しかし、オープンにした方が仕事がしやすくなることもあるのです。
しっかり配慮してもらえる障害者雇用で働くことは恥ずかしいことでもないし、差別されるようなことでもありません。
就職を考えている人は、どちらにするかよく考えて決めてくださいね。
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