就労継続支援はどんな方が利用する?A型とB型の違いはなに?
2022/03/15

障害で休職している方が仕事を始める第一歩として、就労継続支援事業があります。
この記事では
- 就労移行支援と就労継続支援の違いは?
- 就労継続支援とは?
- A型とB型の違いは何?
について解説していきます。
就労移行支援と就労継続支援の違いは?
就労支援移行についてはこちらの記事も参考にしてください
【障害者】就労移行支援ってなに?利用するにはどうしたらいい?
大きく分けて話をすると、就労移行支援はお金を払って就業に必要なスキルを身につけたり、就職の相談に乗ってもらいます。
就労継続支援は、就労移行支援が就職するため利用するのに対して就労継続支援は働く場として提供されています。
現時点で働きたくても一般企業では難しかったり、不安が強い方が利用します。
就労継続支援とは?
障害があって、一般の会社に雇用されることが難しい方に働く機会を提供することと、知識とスキルを身につける機会を提供して、働く場を提供する場です。
障害者就労継続支援事業はAとBがあるのですが、違いは何でしょうか?
A型とB型の違いは何?
就労続支援にはA型とB型があります。
それぞれの違いは何でしょうか。
就労継続支援A型は一般の会社で働くことが困難で、不安が大きい方が働く場で、一定の支援がある上で職場で雇用契約を結んで働くことがA型のポイントです。
就労継続支援B型は障害のある人が一般の会社で働くことが不安で困難な場合に、雇用契約を結ばないで簡単な作業の就労訓練を行うところです。
スキルがアップしたら、一般就労や就労継続支援A型に移行することもできます。
それぞれ話してきましたが、大きな違いは雇用契約を結ぶが結ばないかです。
就労継続支援A型
対象者としては、移行支援を利用しも就職ができなかった方、
特別支援学校を卒業して就職活動をしても就職ができなかった方、
就労していた経験があるが、今は働いていない方が対象です。
A型は雇用契約を結ぶので、賃金が発生します。
厚生労働省では令和元年の平均工賃費は78975円でした。
仕事内容は一般企業の仕事と同程度なので、パソコンスキルも身につけられます。
A型には利用料も発生し、利用者とその配偶者の収入や通所する日数によって違います。
利用料金は就労移行支援と同じで、そちらの記事をご覧ください。
就労継続支援B型
就労支援B型は雇用契約を結んでいないので、工賃として成果報酬が支払われます。
雇用契約を結んでいないので、賃金が最低賃金以下になります。
また、A型にはある年齢制限がB型はありません。
企業で働いていて体力面や年齢で一般企業での就労が困難な方や就労の課題が把握されている方などが利用できます。
平均工賃は令和元年で16396円です。
就労継続支援の利用料は、就労継続支援A型と同じです。
実際の作業は軽作業が中心です。
まとめ
この記事では
- 就労移行支援と就労継続支援の違いは?
- 就労継続支援とは?
- A型とB型の違いは何?
について解説していきました。
家にいてそろそろ働きたいけど、どうしたらいいかわからない方はお近くの事業者を探して相談してみましょう。