【障害者雇用】就労支援施設にはどんなものがある?どれを利用したらいい?
2022/11/18
日本には様々な就労支援施設があります。
知っていないと利用することもできません。
「就労支援って何かわからない」
「自分はどれを利用できるんだろう」
と迷っている方も多いでしょう。
この記事では
- 就労支援とはなに?
- 就労支援施設の選び方
について解説します。
就労支援とはなに?
そもそも就労支援とは、障害や疾患、年齢などの理由で働くことが難しい方を対象に、
職につく、働き続けるための支援をする制度のことです。
就労における各段階の支援を行う施設があり、施設同士が連携することによって、就労を支援する体制が形成されています。
就労支援施設の選び方
就労支援を受けたい場合、どの機関を利用したらいいか、分かりにくいかもしれません。
一番早いのは、市区町村の福祉担当窓口などに相談することです。どこを利用したらいいか紹介してくれます。
目的ごとに利用する機関が違いますので、以下を目安にすると良いでしょう。
【就労に関する相談】
- 市区町村の福祉担当窓口
- 相談支援事業
- 地域障害者職業センター:職業適性を知るための職業評価や、自分にあった職業を選ぶための相談も受け付けています。ジョブコーチも派遣しています。
- 障害者就業・生活支援センター
- 就労移行支援事業所
【就職するための支援を受けたい】
- ハローワーク:障害者専門窓口があります。
- 就労移行支援事業所
- 障害者就業・生活センター
このように、就労支援のための施設は目的ごとにそれぞれ存在しています。もし、別々に行くことは難しい…という方、就職支援の全過程を一貫して受けたい方は、就労移行支援事業所が適しています。
就労移行支援事業所では、一般企業での就労を目指す人が学校のように通いながら、パソコントレーニングやビジネスマナーなどを習得したり、自己理解を深めたりすることができます。また、面接の対策や就職のための活動をサポートしてくれます。
また、就業までの支援だけではなく、就業してからも問題が発生したときに支援をしてくれるところもあります。
働きはじめてから問題が発生した時は、障害者就業・生活支援センターや地域障害者職業センターなどを頼ることもできます。
一般企業では働くのがまだ早いと思われる方や、仕事を始める前に時間通りに通勤する練習や、就労する準備をするために、就労継続支援事業所に行くのも良いでしょう。
就労継続支援事業所にはA型とB型があり、A型は雇用契約を結ぶので最低賃金が支払われますが、B型は雇用契約を結ばないため、作ったものに対して成果報酬の工賃が支払われます。
最低賃金は下回りますが、無理せず自分のペースで働くことができるので、無理なく働けます。
まとめ
この記事では
- 就労支援とはなに?
- 就労支援施設の選び方
について解説しました。
障害があっても、支援してくれる施設はたくさんあります。
障害があるからといって、働くことを諦める必要はありません。
就労支援施設を上手に利用して就労に繋げましょう。