【障害者雇用】就職浪人は不利になる?メリットデメリットはあるの?

2022/10/18

【障害者雇用】就職浪人は不利になる?メリットデメリットはあるの?

障害の状態が悪化して新卒での就職チャンスを逃し、就職浪人になってしまうこともあるでしょう。

この場合、就職には不利になるのでしょうか。

この記事では

  • 就職浪人は既卒扱い
  • 就職留年との違い
  • 就職浪人するメリット
  • 就職浪人するデメリット

について解説します。

就職浪人は既卒扱い

新卒就職とは大学在学中に内定をもらい、卒業とともに入社することをいいます。

したがって、就職浪人は既卒扱いになることが多いです。

厚生労働省では、「青少年雇用機会確保指針」を改正し、卒業から3年以内であれば採用活動時に新卒と同じように対応することを定めましたが、企業側では既卒扱いになることが多いです。

就職留年との違い

就職浪人と、就職留年という言葉がありますが、違いは何でしょうか。

就職浪人は、就職せずに卒業し、就職活動をすること。

就職留年は卒業することなく留年し、大学に籍をおいたまま就職活動をすることです。

就職留年は新卒採用枠で就職活動をすることができます。

就職浪人するメリット

就職浪人をするメリットとしては、学校と並行して就職活動をする必要がないため、就職について考える時間が確保できます。中にはやりたいことを明確にすることができる人もいるでしょう。

特に自己分析に時間をかけることができるので、履歴書を書く際や面接のときに有利です。

自己分析をすることで、本当にやりたいことが明確になるので、会社とのミスマッチも防げます。

また、就職浪人は、一度就職活動を経験しているので、活動のスケジュールやマナーなどは把握しているはずです。

初めて就職活動する学生よりは落ち着いて就活できるでしょう。

就職浪人だと、スーツや靴、カバンも既に持っているはずです。物理的な面でも、準備万端の状態から就活できます。

面接でどんなことを聞かれることが多いのかも経験からわかっているはずなので、面接でも有利です。

就職浪人をするデメリット

一方で就職浪人をするデメリットもあります。

新卒扱いにならないので、中途採用枠での応募になることがあります。

中途採用は既に社会人経験をしている人たちと同じ扱いをされるので、新卒とは違って、実務能力や実績などを求められます。

採用枠も少ないので、競争も激しいです。

また、新卒なら大学のサポートを受けることができますが、既卒の場合はサポートを受けることができません。

面接では、「なぜ新卒で就職先が決まらなかったのか(就職しなかったのか)理由を聞かせてください」と必ず聞かれます。

ただし、障害者雇用枠で、障害の安定・療養のためだったのなら、それを素直に言えばマイナスにはなりません。

まとめ

この記事では

  • 就職浪人は既卒扱い
  • 就職留年との違い
  • 就職浪人するメリット
  • 就職浪人するデメリット

について解説しました。

障害者雇用枠で、療養のために就職浪人になった場合は、素直にそれを伝えても問題ありません。

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