【障害者雇用】障害者手帳の更新方法は?有効期限はどれくらい?
2022/12/02
障害者手帳は種類によって有効期限や更新方法が違います。
身体障害者、療育手帳、精神障害者福祉手帳、それぞれで有効期限や更新手続きが違いますので、迷う方もいらっしゃると思います。
「手帳は更新しなければならないの?」
「有効期限はどうなっているの?」
と疑問に思われる方も多いですよね。
この記事では
- 障害者手帳の種類は?
- それぞれの手帳の有効期限や更新に必要な書類は?
- 更新を忘れてしまったらどうなる?
について解説します。
障害者手帳の種類は?
障害者手帳には、身体障害者手帳、精神障害者保険福祉手帳、療育手帳の3種類があります。
身体障害者手帳
身体に障害がある方が取得できる手帳です。
身体の障害についての障害の程度や階級については、身体障害者福祉法施行規則別表第5号「身体障害程度等級表」に定められています。
精神障害者保険福祉手帳
てんかんや発達障害も含む精神疾患のある方が取得できる手帳です。
等級は1〜3まであり、それぞれ受けられるサービスが違います。
サービス内容は、市区町村によって変わります。
療育手帳
知的障害がある方が取得する手帳です。児童も取得でき、児童の場合は児童相談所、成人の場合は知的障害者更生相談室で知能検査を行い、程度と生活能力をもとに判定されます。
サービス内容は、市区町村で変わります。
それぞれの手帳の有効期限や更新に必要な書類は?
それでは、それぞれの手帳の有効期限や更新方法はどのようになっているのでしょうか。
身体障害者手帳
身体障害者手帳には有限期限はありません。手帳に有効期限が記載されていなければ、更新手続きも不要です。
有効期限があるのは、障害の状態が改善される可能性がある場合です。
その場合は、有効期限が手帳に記載されているので、期限が切れる前に再認定を受けましょう。
再認定を受け、引き続き同じ等級になる場合もありますが、障害が改善して、等級に満たないと判断された場合、手帳を返納しなければなりません。
更新の手続きに必要なもの
- 再交付申請書
- 診断書、意見書(指定医師によるもの)
- 顔写真
- 身体障害者手帳
- 印鑑(市町村によっては不要)
- マイナンバーカード
- 身分証明書(市町村によってはマイナンバーカードがあれば不要)
が必要です。
市町村によっては違うものが必要な場合もありますので、あらかじめ窓口に問い合わせてから書類を用意した方がいいでしょう。
手続きとしては、再認定が必要な方には更新の1ヶ月前までに通知が届きます。届いたら指定医による診断書と意見書を取得し、必要な書類を提出します。
精神障害者福祉手帳
精神障害者福祉手帳は有効期限が2年になっていますので、更新が必要です。
更新は有効期限の3ヶ月前から可能なので、再認定を早くしてもらうためにも、期限が来る前に早めに手続きをしましょう。
手続きに必要なもの
- マイナンバーカード
- 身分証明書(市町村によってはマイナンバーカードがあれば不要
- 手帳用診断書。または、障害年金証書(特別給付金受給資格者証)、年金振込通知書の写し
- 申請書
- 顔写真
- 印鑑(市町村によっては不要)
有効期限の2〜3ヶ月前に通知が来ます。3ヶ月前から手続きは可能なので、必要な書類を用意し、区役所などの障害福祉窓口(市町村によって名前が違います)に提出します。
療育手帳
療育手帳には、再判定と更新があります。知的障害には変化があるからです。
手帳には有効期限が書いてあるはずなので、期限内に再判定申請書を提出します。
18歳未満は児童相談所で2〜4年ごとに行われます。
18歳以降に判定を受けた場合は再判定が不要です。
知的障害の程度が変わったと思われる場合、更新して再判定を受けることもできます。
手続きに必要なもの
- 顔写真
- 印鑑(市町村によっては不要)
- 再判定(再交付)申請書
- 療育手帳
更新を忘れてしまったらどうなる?
更新を忘れてしまったら、すぐに地区町村の窓口か、手帳に記載されている担当部署に連絡し、更新を忘れていたことを相談しましょう。
焦ってしまいますが、再発行手続きをすれ有効な手帳を再交付してもらえるので、更新を忘れないことが一番大切ですが、忘れてしまったら連絡をしましょう。
まとめ
この記事では
- 障害者手帳の種類は?
- それぞれの手帳の有効期限や更新に必要な書類は?
- 更新を忘れてしまったらどうなる?
について解説しました。
手帳を交付された時に、有効期限や更新方法など、交付を受けた窓口で確認しておきましょう。