【障がいのある人もない人も、夢を持って働くことができる!】東証プライム市場上場BtoB重電メーカーを取材しました!【株式会社明電舎】

2022/08/23

【障がいのある人もない人も、夢を持って働くことができる!】東証プライム市場上場BtoB重電メーカーを取材しました!【株式会社明電舎】



株式会社明電舎様(以下明電舎)は、より豊かで住み良い未来社会の実現に貢献するため、新しい技術と価値の創造にチャレンジしている企業です。

社員同士の風通しもよく、部下の話に耳を傾けチームを大切にする社風で、お客様の求める新しい製品を作るために日々一団となって業務に向き合っていらっしゃいます。

今回は、明電舎の魅力や人間関係の良さについてたくさんお聞きしました。(リコモス担当者)

電業界売上げトップ5に入るBtoB電気機器メーカー!

――まず御社の事業内容について、初めて知る方に向けて詳しく教えていただけますか?

一言で言うと、日常生活の中で当たり前にあるインフラを支える電機機器メーカーです。当社グループの事業領域はいくつかにわかれていますが、ここでは数例ご紹介します。

1つ目は電力インフラ事業。電力の安定供給を支える発変電設備や再生可能エネルギーに関するソリューションサービスを提供しています。

2つ目は社会システム事業。社会基盤を支える上下水道、鉄道や公共施設、商業施設・ビル等に向けて、発変電設備や監視制御システムを提供しています。

3つ目は産業電子モビリティ事業。民間産業に向け、モータ・インバータによる電動力応用システムや各種製品・システムを提供しています。

これらの事業領域に対し製品・サービスを提供していますが、当社グループでは製品を提供して終わり、ではなくメンテナンスをはじめとする保守サービスを自社グループ内で行っていることが特徴です。

当社のように大型の電気設備を製造しているメーカーが属する業界を「重電業界」と言います。当社は重電業界の中でも売上トップ5に含まれており、「重電5社」とも呼ばれます。

重電5社に含まれる会社のうち上位4社は重電・産業用機器以外の事業も手広く行っており、「総合電機メーカー」と呼ばれています。一方当社は重電5社のうち唯一重電・産業用機器に特化している「専業メーカー」となります。

――御社の製品で代表的なものはどんなものがありますか?

先ほどの事業領域別に簡単にご紹介します。

電力インフラ事業で代表される製品は変電所や発電所で使用される変圧器や発電システム、再生可能エネルギー関連製品があげられます。

社会システム事業で代表される製品は、上下水道や鉄道、各種ビルや病院などに設置される配電・変電設備や停電時に備えた無停電電源装置等があげられます。

産業電子モビリティ事業で代表される製品は産業用のモータ・インバータです。明電舎の創業は明治時代にさかのぼります。当社は日本で初めてモータの国産化に成功した会社であり、モータ技術は古くから高い技術を有しています。

現在は、エレベータを巻き上げるためのモータや、電気自動車に搭載されるモータ・インバータ等、各種産業用のモータを製造しています。

その他、半導体製造装置メーカー様に提供する電子機器や、工場で使用される無人搬送車、自動車を試験するための自動車試験装置等様々な製品を提供しています。

製品の名前を聞いてもピンとこないかもしれませんが、例えば電気や水、鉄道が当たり前に利用できるのは明電舎の電気設備が支えているからですし、自動車やエレベーター等身近に目にする製品も実は明電舎の技術で支えています。

このように、明電舎という名前は皆さんの生活の中では身近でなくとも、意外に身近に存在している、と思ってもらえると嬉しいです。

――そうなんですね!誰もが知っている有名施設のエレベーターのモーターや、車のモーターなど、普段直接目にすることはあまりないですがとても身近に感じました。

『共感力』が高い社員が多く、つながり力で風通しの良い職場

――次に御社の社風や働き方の環境について特徴をお聞きしたいと思います。普段お話を伺っていて、社員の方の年齢層は幅広いものの、コミュニケーションが活発で社員の方同士の繋がりが強く持たれているように感じます。社員の方の特徴や良好な関係を築くために意識されていることはありますか?

企業理念から受け継がれている堅実さや誠実さは明電舎社員の魅力だと思っています。

 新卒の方によくお伝えしていることですが、当社のプロジェクトは扱う物の規模が大きく、ひとつひとつ内容も異なります。「お客様の仕様で、納期で、指定する場所に納める」という、オーダーメイド型の生産が基本となります。ですからどうしてもチームで協調しながら進めていく必要があります。

営業だけがお客様の話を聞いても、製品は絶対に成り立ちません。営業技術の人が図面化して、調達の人が部品を調達して、工場の人が生産して、プラント建設部門の人が据え付け工事して・・・と様々な職種の人と関わり合いながら仕事をします。

このようなチームワークで仕事をする『つながり力』は社内みんなが持っている共通理念であり、風通しが良かったり上下関係が良かったりするのは、『共感力』が高い人が多いからだと思います。

 上下関係でもそうです。若手がこれをやりたいです!と言えば、その意思を共感して寄り添うことができる。どの若手社員も、何か言えば必ず話を聞いてくれて、受け止めてくれる土壌があるということを聞きます。 明電舎はオーダーメイド生産ならではの、お客様の問題を一旦必ず受け止めるスタンスができていて、社員同士のコミュニケーションでもこれが活かされているのだと感じています。

   社内風景

――日々御社とやりとりさせていただく中で、候補者様の意思や希望をできる限り汲み、意思を持ってやりたいことを持っている方をきちんと評価してくださる部分がとても魅力的だと感じています。他にも求人票に載っていない御社の魅力、アピールポイントがあれば教えてください。

ここでは外部評価についてご紹介します。例えば、女性活躍推進法に基づく取り組みにより認定を受ける「えるぼし」では3段階のうち最高位の評価を受けています。また、子育てサポート企業として認定を受ける「くるみん」の制度ではより高い水準である『プラチナくるみん』の認定を受けています。

これらの認定は女性の働き方等に特化していると思われがちですが、男性育休の取得推進や長時間労是正の取り組みなども含め、幅広く評価いただいたものになります。

また会社全体としてダイバーシティの推進にも取り組んでいます。社員数千人からアンケートを取り、社内の課題を全て洗い出し、昨年からワ―キンググループをいくつも作っています。2022年4月にはダイバーシティ推進室もできました。

必要な配慮をしつつも、業務の制限や仕事内容の区別をしない

――それでは次に障がい者採用にフォーカスを当ててお話を伺いできればと思います。実際御社は多くの障がい者の方を受け入れていらっしゃると思いますが、特徴的なことや大切にされていることはありますか?

明電舎は障がい者雇用ということでひとくくりにして、障がい者雇用の方はこの業務、この部署と決めつけることはしていません。個人の意思を尊重して配属先や業務を決めています。それぞれの得意なこと、やりたいことを尊重する姿勢は、障がい者雇用に限らず、全社に共通している部分です。

――そうなんですね。働く環境として、在宅勤務の推進はいかがでしょうか。

在宅勤務も進んでいますが、完全にフルリモート、というわけではありません。当社では対面でのコミュニケーションも重視したいという考えがあるからです。

具体的な出勤と在宅の割合については部門ごとで設定しています。もちろん、通院や個別事情などには配慮していますので、ご安心いただければと思います。

――障がいをもつ方を受け入れるにあたって、特別な機器の設置や環境配慮はされていらっしゃいますか?

本社・事業所には健康管理室を設置しています。また、必要に応じて機器やソフトウェアを導入させています。その他には、採用時の配属先・勤務地、転勤などの配慮、在宅勤務や出勤時間帯への配慮、通院のための配慮などがあります。

――現在御社で障がいを持って働いていらっしゃる方が、どんなお仕事で、どんな活躍されているのか、詳しく教えていただけますか?

先ほども述べた通り、当社では障がいをお持ちの方の職務を限定していませんので幅広い分野で能力を最大限発揮して、お仕事をされています。

事務職を例に挙げると、工場での原価計算業務や調達業務、情報システム関係の業務、事業部を取りまとめる部門での管理業務など様々です。中には海外で活躍している社員もいます。

職務を限定せず、積極的に仕事に取り組まれる方は、明電舎で自分の可能性をどんどん広げて活躍しています。

――障がいのある社員の方が長期就業できるように、具体的に取り組まれていることはありますか?

面接のときに、配慮の有無についてはこちらが勝手に決めつけることなく、双方のマッチングを非常に精査して行っています。配慮のし過ぎもよくないと思っています。

見たところ、聞いたところで特に問題のない方でも、様々なケースを想定して質問をしています。例えば社内にある扉の開閉は問題無いか、災害時の避難経路で障がい上危険な箇所は無いかなど、きちんと面接の場で言語化し、ミスマッチが起きないように確認を取っています。

――おっしゃる通り、配慮点についてこちらが勝手に決めつけないというのはとても重要な観点だと思います。求職者の方に転職理由をお聞きする際、障がい上必要な配慮が得られなかったという声もありますし、逆に配慮されすぎてしまって気を使ってしまったり、自分の可能性を広げづらくなってしまったという声も聞きます。やりすぎず、やらなさすぎず、事前に分かりやすく言語化してお互い確認をするっていう作業はすごく大切ですね。お話を伺っていると御社では細かいところまで摺合せをされていらっしゃり、求職者の方も安心につながっているのではないかと思います。

求職者の方もご自身で気づいていない、思いついていなかったところや、こちらが話をして、「言われてみればそうですね。」ということもあります。ミスマッチがないように、入り口の部分で、きちんとどこまでが合理的な配慮で、どこまでが過度な配慮になるかということきっちり線引きをして、採用から配属先の部署まできちんと情報を伝え、スムーズに働き始められるようにしています。


   本社内にあるリフレッシュスペース「明電プラザ」

正社員登用が9割以上! 障がいがあっても正社員で安定して働ける!

――今までたくさんの障がい者の方を誠実に受け入れてきた御社だからこそノウハウだと思います。具体的にどれくらいの方が正社員登用されていますか?

当社に中途入社をいただく方については、障がいの有無にかかわらず制度上有期契約でのスタートとなりますが、1年以内にほとんどの方が正社員登用をされています。ここ数年の実績では9割以上の方が正社員登用となっておりますので、長く働きたいと考えていらっしゃる方にぜひ来ていただきたいと考えております。

――例えば定期的な通院が必要など、障がい配慮は引き続き正社員になっても引き継がれるのでしょうか?

全く問題なく、障がい配慮は正社員登用後も変わりません。最初の有期契約期間で働いていただく1年間も、例えば年次休暇や福利厚生をはじめとする様々な制度は正社員と同様に利用できます。年次休暇は正社員登用後も残日数が引き継がれますのでご安心ください。

――御社の採用方針、求める人物像についてお聞かせください。

必要な配慮はしますが、評価や仕事内容などで区別は一切ありません。ですから、障がいの有無に関わらず、当事者意識を持って活躍していってほしいと思っています。

――各部署の方の障がい者採用への理解、雰囲気はいかがですか?

実際に私が人事として、リコモスさんから紹介を受けて、部署の方に話をもって行くと、皆さん「いいねいいね」と結構前のめりで話を聞いてくれることが多いです。こういう人材欲しかったんだよね、と奪い合いになることもあります。

面接選考の時点でその方の経験に合う部署や仕事を熟慮しており、部署の方もその方を「障がいのある方」と見るのではなく、「1人の求職者」としてみている印象です。そういった意味でも、障がい者採用への理解は進んできていると思います。

最後に

――最後に、求職者の方に向けてメッセージと、改めて御社のアピールポイントをお願いします!

繰り返しになってしまいますが、明電舎では障がい者雇用だからといって、何か業務を制限したり、決めつけたりということはしません。必要な配慮はしますが、評価や仕事内容などで区別は一切ありません。ですから、障がいの有無に関わらず、それぞれが当事者意識を持ってぜひ活躍してほしいです。個人の意思を尊重して、固定化された業務ではなくて、ご自身でご自身の可能性を広げられるような働き方ができる会社だと思っております。自分らしさを発揮されたい方は明電舎で必ず輝ける、活躍できると思います。ご応募お待ちしております!

——本日はお忙しいところお時間をいただきありがとうございました!

 

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