2020/03/03
★スヴェンソンの魅力をインタビュー★
株式会社スヴェンソン(SVENSON CO., LTD.)様は理美容サービスやウィッグやヘアケア製品の製造・販売をしている会社です。会社として最も大切にしていることは「世のため人のためにお役に立つ」というお客様第一主義の考え方です。その考えは全社に深く浸透しており、社員の方は皆さんお客様の生活に寄り添うサービスのために働いています。本日は人事担当の方にスヴェンソンの会社の魅力や働く環境についてインタビューしました。このような環境で働きたい想いをお持ちの方はぜひ参考にしてください。
1.スヴェンソンの会社の魅力や社風についてインタビュー
ーー本日はよろしくお願い致します。まずは御社の事業について、わかりやすく教えて下さい。
スヴェンソンは今年度で創業35周年の会社で、現在大きく3つの事業部で事業を展開しています。メンズ事業部とレディス事業部とコスメティックスマーケティング事業部です。
メンズとレディスの事業に関しては、「かつら」の事業を行っています。メンズの事業ですと薄毛でお悩みの男性の方に増毛サービスを提供しています。一方レディス事業では、ファッションウィッグももちろん扱っていますが、医療用ウィッグを大きく扱っていまして、抗がん剤治療などの副作用で髪の毛が脱毛される方に向けたウィッグを販売しています。
コスメティックスマーケティング事業に関しては、もともとヘアケア商品を主に扱っていましたが、最近だとマスカラやアイライナー等、商品のラインナップを増やして40~50代の女性から、10代の女性までターゲット層を広げて事業を展開、販売しています。
ーー医療用ウィッグは抗がん剤等で抜け毛に悩まれている方にとって、とても価値のあるお仕事だと思いますが、どのようなきっかけから事業をスタートしたのですか?
医療用ウィッグについてはそれまで定義が無く、各メーカーが「これは医療用ウィッグですよ」と個別に主張して販売していました。スヴェンソンは、『お客様の生活に寄り添うサービスを展開していく』という理念が会社の基盤としてあるため、実際にご病気でお悩みの方や生活にご不安を抱えている方に向けて、本当に高品質で良いものをお届けしたいという想いから事業が始まりました。
ーーご利用されている方は多いですか?
多いです。治療されながら働かれている方や、治療中のQOL(Quality of Life)の向上を意識される方がとても多いためです。治療しながらも今まで通りの外観を維持できるため、特に女性の方のご利用は多いですね。
ーー続いて会社の雰囲気についてお聞かせください。
社員は穏やかで大人な方が多く、アットホームな雰囲気です。平均年齢も39.8歳とほぼ40歳なので、皆さん考え方も落ち着いていますし、声を大きく荒らげるような話し方をする人も殆どいなく、ゆったりとしています。
創業者(現在の会長)と社長の考えおよび企業理念に『美と健康と環境』というものがあります。世のため人のためにお役に立ちたいという精神が社内でもの凄く浸透しています。現場の理容師さんも、その考えに則り仕事をしていますので、穏やかな方が多いですし、この風土は会社全体から感じることができます。昔から働いている方も中途入社の方も同じ想いの方が集まっているため、この理念がスヴェンソンの歴史や雰囲気を作っています。私も他の会社を経験して来ましたが、とくにスヴェンソンはそこが特徴的だなと感じています。
ーー御社での仕事でどのようなところにやりがいを感じている方が多いですか?
やはりどの事業も『お客様の人生に寄り添ってその方を支えていく』という想いが根底にあるので、事業部の社員は直接お客様に喜びを提供できるという面がやりがいですし、管理部門の社員もその事業部を支えることで、ゆくゆくはお客様にサービスが提供されることを感じながら働いています。お客様に喜んでいただけるサービスを展開できるところはやりがいにつながると思います。
ーー理念を大切にされているのをお伺いしていますが、実際の業務で特に感じることはありますか?
『お客様の不利益になることはしない』ということはサービスを作っていく上でも社内で浸透していて、お客様第一主義という考え方を持っています。社長の方針で個人ノルマは一切設けていません。ノルマがあると押し売りになってしまうことがあるためです。競合他社で就業している方でも、販売促進・勧奨が嫌になり転職してくる人もいます。弊社はお客様第一という観点で見ていきますから、ウィッグが消耗していった際に交換時期の情報提供はしますが、率先的に買いましょう、買いましょうと営業することはありません。
ーー御社の品質やサービスの特徴・強みを教えて下さい。
品質ですと、メンズ商品では特許技術を持っていて、編み込み式増毛法というスポーツをしても温泉に入ってもウィッグが外れない増毛法を持っています。
サービスについては、医療用ウィッグではアフターサービスやアフターフォローがかなり充実しており、ウィッグ以外にも治療中のメイク方法だったり爪のお手入れ方法など、外見をトータルケアでサポートしています。また定額制プランを業界で初めて導入しました。
強みはやはりリピート率ですね。95.2%という数字が物語っており、他社から弊社に流入してくるお客様も多くいらっしゃいます。大手の企業様と違いCMはあまり流していません。口コミ等で見ていただいてトライアルも実施頂き、そこで気に入っていただいて、それ以降継続して使用して頂いている結果が95.2%になっていると自負しています。また従業員もユーザーが多いんです。
2.スヴェンソンの就業環境についてインタビュー
ーー働く環境について教えて下さい。
受け入れの配慮は障がい者枠で採用した方それぞれに対して随時対応しています。皆さんに同じ仕事をして頂くわけではなく、その方ができる範囲からスタートして、もっと仕事の幅を広げたい、ちょっと業務量が多すぎる等の話をもらいながら、業務量を調整していきます。
型にはめるわけではなく、その方のスキルに見合った業務量や業務内容をお任せしているところは魅力点だと思います。 ただ共通しているのは無理をさせないことです。仕事のボリュームもそうですし、仕事の難しさもそうですし、体力面などきちんと配慮して受け入れはしていきます。
また常駐しているわけではないですが、産業医に相談できる環境はあります。人事が窓口となり、ストレスチェックで引っかかった方は相談できます。
ーー聴覚障がいの方が就業されていると伺っていますが、例えばその方にはどのような配慮をされているのですか?
スラックという社内チャットツールがあり、基本的にはそのツールで社内やり取りをしています。それまでは社内外問わず、やり取りや連絡事項は全部メールで行っていました。現在は社内連絡はスラックを使用するのがベーシックになっているので、例えば聴覚障がいの方が途中から入っても、やり取りを見て前後の内容を確認することができますし、会議にあまり出られない方の場合でも議事録の形でお伝えできます。情報の遮断がないよう、きちんと繋がって仕事ができる配慮はもちろんしています。
ーー特徴的な福利厚生制度や研修制度などはありますか?
福利厚生に関しては「リフレッシュ補助金」や「職場レクリエーション費」というものがあります。リフレッシュ補助金は年間に6000円自由に使えるお金が出て、自分がリフレッシュできることに自由に使えます。職場レクリエーション費は同じチームの人と飲食したりできる費用として、これは皆で一緒に使う必要がありますが1人あたり6000円提供されます。また自己啓発費という制度もあり、業務につながる資格を取ったときに補助費として出ます。
研修はOJTが基本です。業務内容を教える方と一緒に取り組んでいって、分からなければいつでも聞けるような環境を整えます。それと理念研修というものが入社時にあります。スヴェンソンの歴史やコンプライアンス、人権問題などを指導する研修です。
ーー会社生活について教えてほしいです。
基本的に就業時間は大きく分けて二つあり、管理部門とコスメティクス事業部は9:00~18:00が定時で、お昼休みは13:00~14:00です。一方、メンズ事業部とレディス事業部は10:00-19:00が定時でお昼休みは13:00-14:00です。メンズ事業部とレディス事業部は直営店舗を管理しているため、それに合わせています。
お昼はデスクで食べる人もいますし、外に出て近くの喫茶店や飲食店に入って食べる人もいて自由です。社内にいる人と社外に出る人の割合は50:50くらいですかね。
残業は基本は無いです。定時で帰りたい人にはお勧めですね。忙しいときも残業することは無いため、お子さんがいらっしゃる方などはとても良い環境だと思います。
業務以外には会社イベントとして、全社員が集まっての「全体ミーティング」というパーティーが年2回開催されます。全国から社員が集まって表彰したり、グループに分かれてクイズをするなど、社員が楽しめるようなイベントです。4月と10月にあるので、それに参加していただくとかはあると思います。年始は毎年、新年会という形でビンゴ大会で盛り上がります。参加は自由ですが、わりとみんな参加しますね。
ーー入社後のキャリアについてはいかがですか?
持病を持ちながら名古屋の店舗で店長として就業されている方も、管理部門でマネージャーをされている方もいます。能力があれば障がいの有無に関係なく活躍できる会社です。入社後は半期に1回自己申告書を書き、自身の業務や実績を申告・アピールします。そのフィードバックの際に面談もするので、自分の認識と周りの評価をすり合わせてキャリアを一緒に考えていくことができます。
3.スヴェンソンの求める人物についてインタビュー
ーー御社の求める人物はどのような方ですか?
会社の理念に共感していただけるかという点は新卒・中途かかわらず、統一して見ています。
ーーそれは面接のなかで判断されていくのですか?
そうですね、威圧的で無いかや、お客様に寄り添っていこうという理念に共感をしてもらえるかは面接の中で見て行きますね。このサービスを展開しているところに共感しましたといった言葉は気にして見ています。
それと素直さは重要視しています。スキルは人それぞれだと思いますが、やっぱりスキルがなくても素直な方であれば、長期的に伸びると思いますし、本人も伸びて楽しいと思います。そのため基本的には、「素直で誠実な方」「まっすぐな方」が弊社の風土だと活躍できると思います。受け入れる側も皆大人なのでそういう人の方が色々応援してくれます。
ーー周りの方との協調性(コミュニケーション能力)も見ていますか?
そうですね、チームで仕事をすることが多いので、一緒に働いている仲間を尊重できる方を求めています。多様性のある会社なので、みんなで考えて業務を進める姿勢が大事になります。そのなかで自分の意見を発信できて、様々な方とコミュニケーションが取れる能力は必要です。 しかし最初から完璧な方はいませんから、研修で学びながら技術を積み上げていきます。私達はチームで仕事をしますので、仲間を尊重し、組織のために自分がどういう行動がとれるのかを考えられる人を求めています。
4.スヴェンソンがリコモスに期待していること
ーー最後にリコモスのサービスについてご意見をお聞かせください。
障がい者の方々を紹介してくれる企業は様々ありますが、リコモスさんのいいところは、障がい者ファーストということを一番感じるところです。
なんでも企業の要望を飲むのでなく、スヴェンソンに交渉してくださることが他社と違いとても良い点だと思っています。紹介した障がい者の方はこうだから企業の方はこういう風にできませんか?という提案を頂くことが多く、障がい者目線でお仕事してらっしゃることをとても感じます。
やはりその提案が障がい者の方にとって働きやすい環境になりますし、我々受け入れる側の体制も広がっていきます。その姿勢が私はすごく好きですね。
ーー本日はお時間を頂き、ありがとうございました!