【利他主義が根付く社風・新事業の立ち上げに挑戦しやすい特徴ある制度づくり】東証一部上場 株式会社LIFULLを取材しました!①

2019/11/20

【利他主義が根付く社風・新事業の立ち上げに挑戦しやすい特徴ある制度づくり】東証一部上場 株式会社LIFULLを取材しました!①

「障がいがあることにとらわれず、働いていきたい。」

「世の中を良くしたい、社会を変えていきたい。」

「自分自身を成長させたい。周囲の人を大切にしながら働きたい。」

——そのような想いをもった方が多く働いているのが「株式会社LIFULL(以下、LIFULL)」です。

日本最大級の不動産・住宅情報サイト「LIFULL HOME'S(ライフル ホームズ)」を中心に事業を展開している「LIFULL」

LIFULLでは、障がい者採用も積極的に行っており、皆様ご活躍されています。

「当社は、価値観と経営理念をとても大切にしています。」とお話頂いたのはLIFULL 人事本部 土塚 昭寛様と田中 聡美様。

今回はLIFULLの障がい者雇用について、またLIFULLの魅力点について取材してまいりましたので、ぜひご覧ください!

LIFULLの事業内容 ~ "HOME'S"立ち上げ秘話 ~

——本日は宜しくお願い致します。まずはじめに、LIFULLの事業内容について教えてください。
当社は「LIFULL HOME'S(ライフル ホームズ)」という不動産・住宅情報サイトを中心に事業を展開しています。

世界中のあらゆる人々の「LIFE(暮らし・人生)」を安心と喜びで「FULL(満たす)」にするサービスを創り続けることがLIFULLのビジョンです。当社の社名である「LIFULL」も「LIFE」と「FULL」の造語からなっています。

そのビジョン実現に向けて「LIFULL HOME'S」以外にも暮らし・人生にかかわる様々なサービスを展開しています。

例えば、地方創生事業や、フードロス課題を解決する法人向けスムージーサービス、またグループ会社では介護施設の検索サイト「LIFULL介護」を運営しているLIFULL senior子育てママの就労支援事業をしているLIFULL FaMなどがあります。

また、海外展開も行っておりまして、不動産アグリゲーションサービスにおいて世界最大の規模を誇る会社を子会社化し、現在世界63ヶ国にサービス展開をしている状況です。

休憩室
開放的な休憩室では、スムージーサービスで展開する廃棄野菜をつかったスムージーが提供されていることも。他にも自販機(飲料、菓子アイス、パン、カップ麺など)・電子レンジ・冷蔵庫・ウォーターサーバーなどが揃う。

——「LIFULL HOME'S」は核となるサービスかと思います。立ち上げの背景があれば教えてください。
LIFULLは現在の代表取締役社長である井上 高志(以下、井上)が創業した会社です。その井上が不動産業界に課題を感じ、立ち上げたのが「HOME'S(現:LIFULL HOME'S)」です。

井上は新卒で大手マンションデベロッパーに入社し、マンションの販売をしていました。そこで出会ったご夫婦が、井上が紹介したマンションをとても気に入ったのですが、住宅ローンの審査が通らず購入ができなかったそうです。井上は「何とかして、このご夫婦に良い物件を探してあげたい」と思い、他社の物件情報もかき集めてご紹介しました。最終的に、ご夫婦の満足できるマンションは見つかったのですが……他社物件だったので上司には怒られたそうです(笑)

でも、井上は、ご夫婦の笑顔をみてとても嬉しい気持ちになりました。それと同時に、「不動産業界に身を置く自分でさえも情報を集めるのに苦労したのだから、限られた情報の中から“一生に一度”ともいえる高価な買い物をしなければならないお客様はもっと大変な苦労をしているだろう」と感じました。買う側と売る側に情報の非対称性があると気付いたんですね。

このときの体験が原点となり、「すべての不動産情報が公開される仕組みを実現したい」「不動産業界を変えたいという一念が生まれ、「LIFULL HOME'S」を立ち上げました。

LIFULLの価値観と経営理念 ~ 利他主義・"革進" ~

——御社では社是である「利他主義」を非常に大事にされていると拝見しました。「LIFULL HOME'S」の立ち上げも「利他主義」……ご夫婦を幸せにしたいという想いから生まれたんですね。
そうですね、当社では価値観と経営理念をとても大切にしています。

まず、社是に「利他主義」を掲げています。これは「自分を中心とした全方位の人に何かしらのアクションを起こすことによって、相手を笑顔にし、HAPPYになってもらう。その結果、自分もHAPPYになれる。」という考え方です。

この考え方をベースに事業の方向性を示しているのが、経営理念です。経営理念は、「常に革進することで、より多くの人々が心からの『安心』と『喜び』を 得られる社会の仕組みを創る」です。

通常、革新と書くと思いますが、あえて「進」にしております。これは、現状に満足することなく、世の中をよりよくしていこう、前に進んでいこう、ということを意味しています。新しいことに挑戦するのはもちろん大切ですが、日々の業務においても、昨日より今日、今日より明日、もっとよくしていこう、改善していこうという思いがこめられています。

——日々の業務の中で、社是である「利他主義」を感じる場面はありますか?
東京本社では、昨年10月頃から障害者採用を開始しました。東京では現在、3名の方が障害者採用枠で入社し働いていますが、自分と同じ障害を持った仲間の採用に協力していきたいということで、自らエージェントとの打ち合わせや求職者向け企業説明会へ参加し、質疑応答に真摯に向き合ってくれています。これこそまさに利他主義ですよね。

企業説明会の参加者からは、「実際に働いている方からのお話を聞けてとても参考になった」「働くイメージが持てた」というお声も頂いてます。

——ちなみに「革進」を感じる場面はありますか。
土塚:LIFULL単体ではないのですが、以前、私が不動産の広告を審査する部署にいた際に「おとり広告」を排除する仕組みづくりを行いました。実は、不動産広告のルールができたのは50年近く前なんですが、50年経った今でもおとり広告が当たり前に存在するのが不動産業界でした。「おとり広告をなんとかできないか」と考え「おとり広告で措置を受けた場合、LIFULL HOME'Sのみでなく、他の大手不動産情報サイト4社にも出稿できなくなる」という仕組みづくりを、他社と協力して行いました。おとり広告という不動産業界では当たり前だったことを改革することができた仕組みだと感じます。

LIFULLの挑戦を応援する制度づくり ~ "新規事業提案制度SWITCH"・研修制度「LIFULL大学」 ~

——素晴らしいエピソードですね。挑戦をサポートする制度はあるんでしょうか。
はい、あります。

 LIFULLは、“日本一働きたい会社”を目指して様々な取り組みを行っております。 

挑戦の機会によって、社員が自発的に成長し、仕事の成果を会社の業績に繋げることで、経営理念の実現と、社員がキャリアビジョンを実現することを、我々は“日本一働きたい会社”と定義しています。

例えば、新規事業提案制度SWITCH内定者も含め雇用形態に関わらず社員なら誰もが新規事業を提案できる制度です。

年間130件ほどの事業提案があります。新卒2年目の社員が優秀賞を獲得し3年目で事業化、その後LIFULLから生まれた子会社の最年少社長になりました。他には、小さな子供がいる短時間勤務の女性社員が優秀賞を獲得したり、新卒1年目の社員が入賞するなど、性別や役職、社歴などに関係なく多くの社員が挑戦、成長できる場となっています。

先程お伝えしたLIFULL Seniorや、LIFULL FaMといった子会社もこのSWITCHから生まれました。

——障がいのある方も、会社を革進していく、あるいは社会を革進するようなアイデアを発信することはできますか?
もちろんです。以前、障がいのある方々で新事業の提案を行ったこともあります。

その時は「就労移行支援事業所をWeb上で探すと、バラバラにヒットするために大変だ」という声から、就労移行支援事業所をエリア別・障がい別に探せるようなサービスを提案しました。残念ながら採用はされませんでしたが、このように障がいのある方も新規事業へのチャレンジができます。


社内デスク・会議室
「ENGAWA(縁側)」をコンセプトに「内と外とのつながり」を大事にしてつくられた東京本社。フロア内にはいつでも使用できる会議室も多数用意されており、部署を超えて思いついたアイデアをいつでも相談できるようになっている。また、オープンスペース以外にも半個室になっている「集中スペース」があるため、一人で作業したいとき、集中したいときにはメリハリがつけられる。 オフィスツアー:http://recruit.lifull.com/cult...


——その他に、社内制度で特色あるものがあれば教えてください。
例えば、LIFULL大学」。これは研修制度の総称ですが、中でも特徴的なのは、「ゼミ」といわれる選択型のプログラム。「ゼミ」は、LIFULL社員が講師となって自身が得意とする分野を共有する勉強会のことです。

年間約30~40講座あり、半年毎にカリキュラムが発表されますので、興味のある講座を自由に受講することができます。

また、研修制度で言えば、年に1回、チームビルディング研修が実施されます。 これは、チームで同じ体験をし、お互いのことをよりよく知っていくことで、グループメンバーの関係性や絆を強固にしていくことを目的としてます。

私たちが所属する人事本部の今年のチームビルディングは、ディズニーランドで行われました。チーム毎にテーマパークをまわるんですが、その最中にいくつかお題が出されるため、それをメンバー間で共有しあうことで、相互理解・絆を深める、というものでした。

その他、資格取得支援制度もあります。現在では、約84の資格が対象となっています。資格によって基準は違いますが、一部資格取得のための資金を援助する制度になってます。

——様々な制度があるんですね。障がい配慮についてはどのようにされていますか?
面接の中でご希望の配慮事項についてお伺いさせて頂きます。

お電話対応が苦手な方は、電話応対が発生しない業務への配属も検討させて頂きます。

また、就業時間についても時短勤務からの開始が可能です。定時は10時~19時ですが、まずは10時~18時で就業して様子をみるなどができます。

LIFULLの求める人物像 ~ ビジョンへの共感・挑戦 ~

——採用活動で大切にされていることがあればお聞かせください。
採用は同志集めだと考えています。そのため、LIFULLのビジョンや価値観に共感し、実現にむけて共に挑戦していける方かどうかをとても重要視しています。

LIFULLでは、「挑戦して失敗したらどうしよう」という思いが社員の挑戦を妨げないよう「薩摩の教え」という考え方をとても大事にしています。

【薩摩の教え】
一、何かに挑戦し、成功した人
二、何かに挑戦し、失敗した人
三、挑戦はしていないが、挑戦する人を手助けした人
四、何もしない人
五、何もしないで、他人を批判するだけの人

これは評価すべき順番を記載しています。失敗は二番目にきています。たとえ失敗したとしても、何もしない人よりも挑戦した人がLIFULLでは称賛されます。

「とにかくまずはやってみよう!」と考えて挑戦してみることが、当社では評価基準となりますので、挑戦を恐れない方であるということは大切です。

LIFULLがリコモスに期待していること

ーー最後にリコモスのサービスについてご意見をお聞かせください。
ご紹介いただける方のご障がい内容が偏っていないところは魅力的だと感じています。リコモスでは偏りなく様々なご障がいの方をご紹介頂けており、採用担当者としては今後LIFULLの受け入れ態勢を広げていきたいと感じているため、とてもありがたいです。

また、当社の求人はオープンポジションではございませんが、リコモスでは候補者様の志向や適性を考えて企業サイド(LIFULL)にご提案いただいており、求職者にとっては雇用創出の機会につながりますし、企業側でも気付けなかった視点でポジションをサーチすることができています。

LIFULL障がい者採用担当者様からのメッセージ

——ありがとうございました!御社を志望される方に向けてメッセージがあればお願いします!
当社は、LIFULLのビジョンに共感した社員で構成されています。

「世の中を良くしたい」

「社会を変えていきたい」

という想いを持った社員がたくさんいます。

現状を変えたい、自分自身を成長させたい……そんな前向きなお考えをお持ちの方と、一緒に働いていきたいと思っています!

失敗を恐れず、ぜひ当社に入ってたくさん挑戦していきましょう。

——本日はお忙しいところ、お時間いただきありがとうございました!

《 既に障がい者採用枠で入社しているお二人にも、インタビューにご協力いただきました。就業されている方のインタビューについてはこちらからご覧いただけます! 》

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