2019/09/20
★リクルートオフィスサポートの魅力をインタビュー★
株式会社リクルートオフィスサポート様は、リクルートグループの特例子会社です。リクルートグループに対し、各種サービスの提供していますが、請け負った業務をただ単純に行っている企業ではありません。
働いている社員の方は、皆様主体的に行動して、リクルートグループの各社に大きな影響を与えています。本日は人事担当の方にリクルートオフィスサポートの目指す姿や働く環境についてインタビューしました。「障がい配慮」のある環境と「自己成長」できる環境がどちらも整っているリクルートオフィスサポート様で働くことにご興味をお持ちの方は、ぜひ参考にしてください!
1.リクルートオフィスサポートの会社風土についてインタビュー
ーー本日はよろしくお願い致します。まずは御社の事業について、わかりやすく教えて下さい。
リクルートグループに対する事務処理代行が主な事業です。総務・法務・人事・情報管理・経理・販売管理業務など、様々な業務を受託しています。私たちを取り巻く環境は常に変化し続けていて、フレキシブルな対応が求められています。そのため、依頼された仕事をフロー通り行うだけではなく、より効率の良い方法等を提案しながらリクルートグループの良きパートナーとして「伴走」するような関係性で事業を行っています。課題を見つければ、その改善提案をする。その結果、リクルートグループの方から『こんな課題があったのか、こんな改善点は見つからなかった、知らなかった』と感謝され、信頼に繋がっています。こちらが改善点を提案することで、受託先のグループ会社の方から『仕事がうまく行きだしましたよ』と言ってもらえることは魅力であり、やりがいです。
ーー仕事のやりがいについてお話がでましたが、他には業務のどんな点がやりがいと感じられていますか。
やりがいに関しては人それぞれだと思いますが、目標に向かって仕事ができる点が挙げられます。半期ごとにチームの目標と個人の目標を設定します。チームの目標については協力しながら成果を出していくことがやりがいに繋がると思います。個人の目標に対しては、半期に一度、マネージャーとすり合わせを行います。今期の自分の仕事はどうだったのかについて具体的に聞くことができ、達成できた点は頑張っただけ評価され、できなかった点についてはアドバイスをもらいます。またすぐれた成果を上げた人を表彰する制度もあり、大きな成果は皆で称え合います。
このように良いことも悪いこともフィードバックされる文化が根付いているため、『今期の自分はどうだったのか?』『うまく行ったと周りから評価されているのか?』など不安な点を知ることができます。自己を正しく評価し、指摘された点は改善し成長していくことで、仕事の能力が向上していくのはやりがいに感じます。
ーー事務の仕事は営業職などとは違って評価が難しいと思いますが、どのように評価しているのですか。
目標として、ミッション(施策)が設定されます。本人が「どうなりたいか?」「何をしたいか?」または、組織課題や本人の課題が考慮され、ミッションとして、明文化され設定されます。そのミッションの取り組み姿勢や課題にもとづき、評価されます。
入社すると実務担当からスタートしていきます。その場合、ミッションの具体例として、日々の業務に関することですと、『今期は〇〇業務を自立的に運用できるようにする』、風土醸成に関することですと、『コミュニケーションを図るための施策を検討し実行する』などです。
ーーそれらのミッション達成が評価につながるのですね。
仰るとおりです。そのようなミッションが明文化されていて、半期終了後に達成できたかを振り返ります。良かった点・改善する点のすり合わせですね。この時に、次のミッション設定にも関わるような将来の希望や、自分自身の課題についても上長と話すことができ、次期のミッション設定につながっていきます。
ーー目標も立てやすそうですね。
そうです。マネージャーとミッションについてのすり合わせを行うことで納得感も得られます。また期中にミッションがうまく進まない時でも、相談できる環境があります。当社は人を育てることを皆で意識していますので、日常会話でも『どうしたいのか・何をやりたいのか』を聞かれたりします。リクルートグループ全体で「価値の源泉は人である」という、人を大切にする風土が根づいているからです。ですから自分のやりたいことに対するビジョンのある方は生き生きと働けると思います。
2.リクルートオフィスサポートの求める人物についてインタビュー
ーー御社の求める人物はどのような方ですか?
実務経験の有無より、マインド面を重視しています。業務でパソコンは扱いますが、特殊なスキルや資格が必要なわけではありません。入社後にひとつずつ吸収して、積み上げていける方を求めています。
ーー面接ではどのようにしてマインド面を判断していますか。
例えば『過去に◯◯のような場面(課題に直面した場面など)では、どういう行動をとりましたか?』という質問をしたとき、なぜ、その行動をとったのかなど、その行動について訊いていくことで、マインド面を知ることができます。大きな実績は必要ありません。自分が目指していることに対して、どのような工夫や行動を取って来たかについて聞くことは、仕事に対してのマインドを知る上でかなり参考になります。
ーー周りの方との協調性(コミュニケーション能力)も見ていますか?
そうですね、チームで仕事をすることが多いので、一緒に働いている仲間を尊重できる方を求めています。多様性のある会社なので、みんなで考えて業務を進める姿勢が大事になります。そのなかで自分の意見を発信できて、様々な方とコミュニケーションが取れる能力は必要です。
しかし最初から完璧な方はいませんから、研修で学びながら技術を積み上げていきます。私達はチームで仕事をしますので、仲間を尊重し、組織のために自分がどういう行動がとれるのかを考えられる人を求めています。
3.リクルートオフィスサポートの就業環境についてインタビュー
ーー働く環境について教えて下さい。
当社の社員は8割以上が障害のある方です。疾病に起因する障がいから毎月通院しなければならない場合、あらかじめ通院の目的を申請すれば、定期通院制度を使って休むことができます。年次有給休暇を使わなくて済みますし、周囲の方にも認識頂くので毎月休むことを周りに伝えるという心理的負担も少なくなります(ただし無給)。この制度は認知されていて、皆さんが利用しています。ですから、『今月病院へ行っていないようだけど大丈夫?』と声がかかることもあります。休んでも互いにサポートし合えるよう、仕事の属人化も避けています。自分の弱いところをきちんと言えて休みが取りやすいことは、不安なく仕事できることにつながります。
下肢重度障がいの方は車通勤制度を利用できます。住宅補助制度として、会社から徒歩10分圏内で賃貸契約を結ぶと、家賃・共益費の三割程度の補助が出る制度もあります。通勤に1時間40分以上かかる遠方通勤者には、赴任費用貸付制度があります。引っ越しのための初期費用を貸付する制度ですが、貸付といっても一年以上勤務を続けると返済が免除になります。この制度を利用して沖縄や青森から出てくる方もいらっしゃいます。また健康管理ルームには、保健師が常駐しています。
その他、福利厚生として社内イベントがあります。11月に全社でバーベキュー大会を実施します。昨年はお台場ダイバーシティの屋上で行い、参加は任意ですが、ご家族を含め200名以上が集まりました。またこちらも参加は任意ですが、クラブ活動もあり、活動費の一部を会社が支給します。他部署の社員が集まって様々なクラブが作られており、パワースポット研究会、軽音楽部、ランニング、懸賞クラブなどです。クラブ活動で親交を深めることは、仕事にもよい影響を及ぼし、業務上接点のない方とも交流ができます。
ーー今後、御社を応募する方のために、あらためて御社の魅力をお聞かせください。
当社の魅力は、特例子会社にある障がいへの理解・配慮が得られながら、かつその人を尊重してステップアップ・成長を促すような仕事を任される点です。ステップアップの際限は全くありません。その両方があることが強みです。
ーー近年「障がいの有無に関わらずステップアップできる環境」が様々な企業で少しずつ整って来ていますが、御社は以前よりそのような環境をお持ちだと思います。それはなぜでしょうか。
当社の社風なのだと思います。社員は入社時に自分の障害をオープンにします。自己紹介では、自分の苦手な点と得意な点を仲間に対してプレゼンします。社員の8割以上が障害を持っている方なので、皆、困ったことや辛かった経験を持っています。ですから仕事している仲間を自然に思いやることができる。これは特別教育していることではなく、社風と言えます。そのような風土が受け継がれているため、不安なく能力を発揮できる環境があるのだと思います。
ーー素晴らしいお話をありがとうございました!